民進党は6日、第37回常任幹事会を国会内で開いた。

 蓮舫代表は冒頭のあいさつで5日の衆参決算委員会の質疑の様子を取り上げ、次のように述べた。「いい質問をしていただいているが、答弁が一言で言ってお粗末すぎる。『記憶がない』『記録がない』『調査はしない』――とにかく何もやらないと言う。その中で加計学園の問題は疑惑がいっそう深まっている。松野文科大臣は政策の意思決定過程については『公表しない』の一点張りだが、公文書管理法は意思決定に至る過程を検証することができるよう文書を作成しなければならないと定めている。大臣自らが法律違反を犯していると思えて仕方がない。官房長官は人事権をちらつかせるような強権的な発言をしている。権力の中枢からまさに威嚇するかのような発言が個人攻撃のように出てくること自体もやっぱりおかしいと思わざるを得ない。ことはシンプルだ。どちらかがうそをついている。それは権力なのか、それとも辞めた行政のトップだった方なのか。問題はたった一つ。行政がゆがめられたのか、そうでないのか」「この問題は引き続き調査の要求、あるいは委員会を開いて前川前事務次官にお越しいただくことの要求もしていく。どこの街頭に行ってもこの加計学園、自民党の古い政治に対する不満、不安は多くの賛同の声をいただいているので、引き続き野党としてのしっかりとした行政監視を続けていきたい」

 協議事項として馬淵澄夫選挙対策委員長が(1)次期衆院総選挙(小選挙区)候補者公認内定の取り消し(2)東京都議会議員選挙追加公認(3)静岡県議会議員補欠選挙推薦――を提案し、その通り決定した。

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