民進党は20日、第39回常任幹事会を党本部で開いた。

 蓮舫代表は冒頭のあいさつの中で加計学園問題の新たな展開に言及し、「閉会した直後だが、新たに萩生田官房副長官が加計問題に関与していたことを示すかのような文書が明らかになった。松野文科大臣が今朝会見をされたが、どうやら会見の中身、あるいは私たちの調査チームに出て文科省の説明を聞くと、『あれは行政文書ではなくて個人メモで、中身は情報が錯綜している』というような言い訳をされている。ではなぜそういうメモが後から後から出てくるのか。総理は昨日の会見で、『指摘があればその都度真摯(しんし)に説明責任を果たしていく』と言ってくださった。ぜひ果たしていただきたいと思う。あるいは下村自民党幹事長代行も、『新たな事実があれば閉会中の予算委員会を開く』と話しておられたので、ぜひこれは開いていただきたい。今日、山井国対委員長が4野党国対委員長会談をして、自民党に正式に予算委員会の開催を求めた。前川・前事務次官の証人喚問、あるいは新たな進展のあった森友問題で安倍昭恵さんの証人喚問もあわせて求めた。今の東京都議選でも東京都民の関心はやはりこの総理のお友達への優先疑惑への関心が非常に高いので、やはり堂々と国会の開かれる場所で私たちも聞きたいし、政府も間違っていないのであれば堂々とそうだと答弁してもらいたいので、引き続き閉会中審査を求めていきたい」と表明した。

 報告事項では、松原仁東京都連会長が出席し、東京都議会議員選挙に向けた情勢報告と党を挙げての協力に謝辞を述べた。このほか、8日に開いた野党党首会談の報告、仙台市長選挙への対応、江田憲司代表代行ら国会議員による韓国カジノの実情視察などについて報告。江田代表代行が詳しく補足説明した。山井和則国会対策委員長が午前中に開いた4野党国対委員長会談とその後の与党への申し入れなどについて報告した。