江田憲司代表代行は26日午後JR赤羽駅で、東京都議選の北区選挙区から立候補している和田宗春党公認候補者を応援する街頭演説を行った。この日の街頭演説では、地元の自治体議員も駆け付け応援演説を行った。

 和田候補は演説に先立ち、「お互いの声で、目で確認しあって、この憲法を生活の中に生かしていく」と話し、区議会の時からもう40年以上行っている日本国憲法の前文の読み上げを行った。

 和田候補は、「この都議会議員選挙をどう考えるか。共謀罪法が成立してしまったが、しかし直近の都議会議員選挙で、この法律を成立させた自民党や公明党などの勢力が激減することで、やはり政府の判断は間違っていたということがこの選挙の投票結果で如実に表れる。衆院選挙で民意を問うことの代替行為として今回の都議選がある。自民党や公明党を減らし、民進党の私を当選させることで安倍政権に向かってノーだという意思を発揮してほしい」と話し、民進党への支持を訴えた。

 高齢者対策として和田候補は、「65歳以上の1人暮らしの方が東京都内には90万人以上いる。この方々は年々増えていき、都の社会福祉予算も毎年300億円から350億円ずつ増えていく。そこで私は、このための基金制度を創設して、高齢者対策に限定して使う予算をしっかりと確保していくべきだ」と訴えた。

 江田代表代行は、「この都議会議員選挙で大変重要なことは、ここで選んでしまったら4年間ずっと続く。だからここで立ち止まってぜひよく考えてほしい。小池知事が間違うことがあったときのために、2元代表制の都議会がある。議会の役割は、知事が万が一間違った時にそれをしっかり正していくことで、それが都議会議員の役目だ。若い人もいいが、和田候補のようなベテランもいい。議会はいろいろな角度から知事をチェックしていく」と話し、都政・区政で活躍した和田候補をもう一度都政に送ってほしいと訴えた。