党加計学園疑惑調査チーム(共同座長=桜井充参院議員、今井雅人衆院議員)は12日午後、会合を開き、新たに発覚した問題等について内閣府、文科省、農水省の担当者をただした。桜井座長は冒頭、10日の閉会中審査までの議論を総括し「安倍総理が和泉補佐官と相談して進めてきたことであり、総理が出てこない限り、はっきりしないことだけは判明した。総理出席の予算委員会、臨時国会開催を求めていくことが大事だ」と述べた。

 出席議員からは「いわゆる石破4条件はいつ、どこで、誰が決めたのか」「国家戦略特区ワーキンググループでは決定基準の議論が一切ない。不透明極まりない。通常のルートではない違うところからの意向でいきなり強引に地理的に決まったのではないか」「前川氏が探せば見つかると言った『10/7萩生田副長官ご発言概要』を探したのか」等の質問や意見があった。

 疑惑解明に向けた国会動向について山井和則国対委員長は「主役は総理だ。総理、和泉補佐官、萩生田副長官という流れで来ている。(野党は政府・与党に)総理入りの予算委員会を求めているが、官邸が猛烈に反対していると聞く。本日の質疑とも相通ずるが、自分たちが悪さをしたことがバレてきたから(予算委員会を)開きたくないということだ」と述べた。