民進党の山井和則国会対策委員長は13日、自民党の竹下国対委員長と国会内で会談した。

 会談終了後に記者団からの取材に応じた山井国対委員長は、安倍総理出席の予算委員会開催や加計学園理事長の証人喚問、安全保障委員会や農林水産委員会の開催など11日に自民党に要望したことについて、「すべてゼロ回答だった」と明かした。

 この自民党の回答について山井国対委員長は、「予算委員会のみならず全ての審議を拒否する。あまりにも国民をばかにしているのではないか。国民への丁寧な説明責任というのは、まったく口だけで、安倍総理はやっていることと言っていることが真逆だ」と安倍総理が言行不一致の対応をしていると厳しく批判した。

 今後の対応については、「竹下委員長は、安倍総理と直接話はしていないと言っていたので、再度きっちり安倍総理と話をしたうえで、回答をするようにと強く要請した。私たちは当然、国会をもう開かないというふざけた回答には納得することはできないので、引き続き、また来週会って協議を続けようということになった」と説明した。

民進・自民国対委員長会談に臨む山井国対委員長(中央)と笠浩史国対委員長代理(右)

民進・自民国対委員長会談に臨む山井国対委員長(中央)と笠浩史国対委員長代理(右)