民進党と自民党の国会対策委員長は25日、国会内で会談した。

 山井和則国会対策委員長は会談終了後、記者団からの質問に応じ、(1)和泉総理補佐官と前川・前文部科学事務次官の証人喚問(2)加計学園理事長、安倍昭恵総理夫人、獣医師会、獣医学会、木曽・元内閣官房参与などの予算委員会への参考人招致(3)憲法第53条に基づいて要求している臨時国会の速やかな開会(4)特別防衛監察の結果が発表されたら安全保障委員会を速やかに開くこと――以上の4点を自民党に要求したこと、これに対して自民党側は現時点ではゼロ回答であることを明らかにした。

 「この2日間の審議の中でますます『加計ありき』ということが、明らかになってきた。さらに安倍総理が1月20日まで加計学園が獣医学部新設の意向を持っていることを知らなかったとか、ないないづくし。記録にない、記憶もない、何にもない。おまけに虚偽答弁の疑いのある答弁もたくさんあった」と2日間の衆参両院の予算委員会の集中審議では疑惑が晴らされていないことを強調した。

 特別防衛監察の結果が出たら安保委員会を開くことについては、「今日にも合意できると思っていたが、自民党は今も難色を示している」と述べ、「今日の4点の回答に関して、明日あらためて国対委員長会談を開くことになった」と引き続き4点のことを要求していく考えを示した。

国対委員長会談