民進党は8日、前原新執行部発足後初となる第47回常任幹事会を国会内で開いた。

 前原誠司代表は冒頭のあいさつで「北朝鮮が核実験を行い、日本の安全保障にも重大な危機感を生んでいる、こういう厳しい状況の中で政治の空白は一刻も許されない。また、自公に対する内閣支持率・不支持率は拮抗して、支持率が高まっているという世論調査もある。われわれ野党第1党がしっかりとチェックを果たしていく、そして対立軸を示していく、その必要性はますます高まっていくばかりだと思う。ぜひ皆さん方の力を借りて来たるべき国会に対してわれわれは建設的な提案と徹底的な追及、この両輪を行っていき、国民の負託を果たしていく、そのような民進党でありたいと思っている」などと述べた。

 報告事項では、大島敦幹事長が「民進党若手議員訪中団」を19日から22日まで北京に派遣することを報告。民進党として継承した旧民主党と中国共産党の交流・協力に関する覚書(2012年3月締結)に基づく党間交流の一環として実施するもので、今回は泉健太、青柳陽一郎、重徳和彦、井坂信彦各衆院議員、平山佐知子参院議員が参加する。

 報告・承認事項では、前原代表が党役員人事について報告し、承認された。大島幹事長が山尾志桜里衆院議員から7日に提出された離党届について、本人の意向をふまえて受理したいと報告。さまざまな意見が出されたが、最終的に幹事長報告通り承認した。