民進・自民両党の国会対策委員長が14日午後、国会内で会談した。会談は、厚生労働省が13日、共済年金受給者の配偶者ら10万人超に対し、総額598億円の支給漏れがあったと発表した問題を受けたもの。民進党は自民党に対し早急に閉会中審査を開催するよう求めた。

 松野頼久国対委員長は会談終了後、記者団の取材に対し、「今回の、約10万人の年金が消えたという新たな問題に対して、早急に厚生労働委員会で閉会中審査を開くよう求めた。10万人もの被害が出ており、大至急何とかしないと社会不安が広がっていく。政府の対応についてもいろいろな疑問があるので、閉会中審査でしっかりただしていきたい」と述べた。自民党の森山国対委員長からは「開けるよう調整して返事をする」との回答があったとした。