与野党の幹事長・書記局長と国会対策委員長が15日、国会内で会談し、民進党から大島敦幹事長と松野頼久国会対策委員長が出席した。

 会談終了後、記者団からの取材に応じた大島幹事長は会談の内容について、「二階幹事長から今後の運びについて提案があった。私たちとしてはできるだけ早く臨時国会を開いて欲しいと6月22日の段階で憲法53条に基づいて臨時国会を開いてと言っており、そのことについて遺憾の意を表した。『外交日程等があって28日になった。冒頭で(北朝鮮のミサイル発射に対する)抗議の決議をしたい』という話があった」などと説明した。

 非難決議に対する対応については、「非難決議だから全党で協力したうえでしっかりしたものを出して欲しい」と述べた。

 北朝鮮問題に関連して、今後与野党党首会談の予定はあるかを記者団から問われると、「これまでも例えば熊本地震対応の協力要請のためにということで安倍総理が各党に声をかけて、官邸で協議要請をした例があった。東日本大震災の協力要請、自衛隊イラク派兵延期要請問題、北朝鮮拉致問題についての意見交換等々、過去にはそれぞれの重要なテーマについて首相が各党の党首・代表に声をかけて説明をするという機会を持っていたから、私たちとしてもこの提案をし、与党側がこれを持ち帰ることになっている。そして、野党側としては皆さんこのように党首に対する説明、そして協議は必要だということで一致している」などと答えた。

与野党幹事長・書記局長・国対委員長会談

与野党幹事長・書記局長・国対委員長会談