第48回衆院議員総選挙3日目となる12日夕、希望の党公認で神奈川県第14区から立候補した元民進党前職の本村賢太郎(もとむら・けんたろう)候補は、希望・小池百合子代表を応援弁士に相模原市内の相模大野駅前で街頭演説を行った。

 小池代表は自身が東京都知事になってからのことを振り返り、「一番重要だと思ったのが情報公開。皆さんのお金がどう使われているのか、誰がどう決めたのか情報公開をしたところ、例えば舛添さんの費用。調べたら真っ黒けになっていた。それを1枚ずつ糊をはがしたら、なんとパリやロンドンに行くのに5千万円もかかっているのがわかった。必要な経費はかかるものはかかるが、納税者の感覚からすればそれってないんじゃないのという支出が山ほどある。だったら皆さんに公開して、分かってもらおうじゃないか」などと話し、情報公開により健全に税金が使われていることを納税者が把握できるようにすることの重要性を訴えた。そのうえで、「これから政治の質を変えていこう、行政も筋肉質にしていこう」と述べ、「効率よく納税者の皆さま方のお金を最大限有効に活かしていく。そんな日本を作るためにも安倍1強にはノー」などと集まった大勢の聴衆に呼びかけた。

 本村候補は、「大義なき解散、本当にこれでいいのか。国民の7割の皆さんが大義なき解散に疑問を持っている。加計学園・森友学園皆さん忘れていませんよね」と解散をしたことに疑問を投げかけ、「安倍政治の古い政治の体質を私どもは変えていきたい。今回の政治決戦、安倍政治を続けるか、それとも変えていくのか。それが政権選択の大事な争点だ。ぜひとも多くの皆さんの1票1票でこの国を変えていく。皆さんで気持ちを一つにしていただいて、必ず投票所に足を運んでいただきたい」と投票により安倍政権を交代させることを訴えた。