広島2区から立候補している松本大輔候補は16日、希望の党の小池百合子代表を広島市内の横川駅前に迎えて街頭演説を行った。

 小池代表は、「今回の解散・総選挙だが、最初は消費税増税後の使い道を変えると言っていた。それが北朝鮮問題に変わっていくなど話が変わっている。何か隠したいことがあるのではないか。この選挙も残りが少なくなってきたが、国民の皆さんにしっかりと希望を届けたい。そして今の安倍1強政治を許さないためにも、松本大輔さんガンバレと声を大にして言いたい」と訴えた。

 「今経済の指標が良くなっているという。株価も大きく値を上げている。最近の安倍総理の演説は、アベノミクスの効果が出ていると言わんばかりだ。しかしどうだろうか。補正予算でこれまで27兆円もつぎ込みながらこの経済状況。ほかの国がどんどん上がっているなか後れを取っている。私は、皆さんが真に景気回復を実感できるまで、むしろ消費税増税を凍結して、その間にあらためて、団塊の世代の皆さんが後期高齢者入りする前に、持続可能な社会保障制度の設計をし直すべきだと申し上げている」と話し、一歩立ち止まって考えることの必要を訴えた。

 小池代表は、「男性も女性も、子どもも大人も、障害を持った人もLGBTの人も、みんなが輝ける日本に今こそするチャンスだ。しかししがらみがある自民党には、安倍1強お友達政治ではこういう改革はできない。それができるのは松本大輔さんだ。文部副大臣として、防衛大臣政務官として国を守る、子どもを守る、教育を守る最前線にいた。この松本大輔にしっかりと働いてもらおう」と話し、いっそうの支援を呼びかけた。

 松本候補は演説会終了後に記者団の取材に応じ、「(小池代表が広島に足を運んでくれたことは)非常に良かった。多くの方が足を止めて、しっかりと集中して話を聞いてくれていた。小池代表の思いが直接伝わった非常にいい機会だった。とにかく1強政治の弊害を終わらせる。古い政治と決別する最大のチャンスだと思っているので、しっかりと頑張っていく」と強い決意を述べた。