民進党は29日、第53回常任幹事会を党本部で開いた。

 大塚耕平代表は冒頭のあいさつで「本日北朝鮮がミサイルを発射した。累次の国連決議に反する蛮行であり、断じて許すことはできない。わが党としても早朝談話を発表して北朝鮮に抗議の意を表するとともに、政府には関係国としっかり協調して対応することを求めた。今日の予算委員会では私と増子幹事長、川合幹事長代理と質問をさせていただいたが、それぞれ、北朝鮮問題をはじめ、報告書が公表された森友問題を含め、さまざまな課題について掘り下げさせていただいた。国政の課題は山積しているが、国会ではこれらの課題にしっかり向き合うとともに、わが党のあり方に関してもこれからさまざまな議論をしていかなければならないと思っている。幹事会の皆さまには引き続きの闊達(かったつ)なご意見をお願いしたい」と述べた。

 報告事項では、増子輝彦幹事長が党役員人事の補充と事務局人事を報告。足立信也政務調査会長、平野博文国会対策委員長、那谷屋正義参院国会対策委員長はそれぞれ今特別国会中の内閣提出法案や議員立法への賛否や審議日程などを報告し、いずれも了承された。

 協議事項では、桜井充組織委員長が小選挙区総支部の異動等についてのガイドラインを示す通達案を報告し、承認された。30日に都道府県連とウェブ会議で意見交換などを行ったうえで正式に通知する。