民進党は2日、党の今後の在り方に関する地方組織幹部との意見交換の一環で北信越ブロック(新潟、富山、石川、福井、長野)広聴会を長野市内で開いた。党本部からは増子輝彦幹事長と桜井充組織委員長、中川正春党の戦略・組織・運営に関する改革本部検討会座長、福田昭夫幹事長代理が出席。地元選出の篠原孝選挙対策委員長、杉尾秀哉参院議員も出席した。

 増子幹事長は冒頭、党の戦略・組織・運営に関する改革本部検討会が昨日、今後の党の方向性の中間報告をまとめたことを報告し、「今日、残念ながら皆さんに中間報告を示すことはできない。月曜日に執行役員会を経て、常任幹事会を経て、ご承認をいただいた段階でこの中間報告については皆さんにお渡しする形をとる。月曜日の午後6時から大塚代表と桜井組織委員長で全国の皆さんとウェブでの意見交換を通して、皆さんのそれぞれの意見をいただき、そして最終的には皆さんのご意見をいただいたうえで、最終的な中間報告を受けた党の方向性の改革について決定をする予定になっている。ここに行くプロセスでも皆さんの意見をいただく機会があるので、どうぞ中間報告をご覧になって、ご意見要望をいただければありがたい」と呼びかけた。

 広聴会で出された主な意見は次の通り。

  • 統一自治体選と参院選にどう向かうか。ばらばらでは迎えないようにしてほしい。
  • 総支部長の扱いについて、今まで本部でこの人でいいのかという判断があったが。県連単独で決めていいのか。
  • 前代表の時、「地方を大事にする」と言ったが、こういう流れで総選挙に入った。地方の声を受け止めることを考えないと意思疎通が図れない。
  • 民進、立憲、希望の3党が再合同するのか、時間軸を置いて示してほしい。
  • 希望に行って落選した人の生活の面倒を見れるのか。そうしていかないと地方で根を生やしてやっていく仕組みが根こそぎなくなってしまう。
  • イノベーションというが、核になる技術とか人とか仕組みが必要だ。今の民進党にそれがあるかは疑問。
  • 無所属の会で民進党籍を持っている議員は、早く民進党に衣替えして示すことが大事。
  • 野党連携をどう組み立てるか見えてこない。
  • 来年の4月には候補者が並んでガンバロウコールしなければいけない。統一自治体選にしっかりと予算をつけてほしい。
  • 希望の党で当選した地元の議員とどのように連携していいか基準を決めてもらわないと分からない。
  • 通常国会でしっかりとした議論を戦わせて、「民進党ここにあり」と言えるように次の流れにつなげてほしい。
  • 執行部には青年委員会役員会でも話していただき、緊張感を持ってやっているのが伝わってきて信頼できる。

■増子幹事長ぶらさがらり記者会見

 広聴会終了後に記者団の取材に応じた増子幹事長は、「民進党が再生するために地方の皆さんの力を大事にしながら頑張っていきたい。特に、この北信越は対自民で大善戦、勝利を収めた。東北もそう。これらの地方がわれわれの大事にしていく柱であることは間違いないということを何度も繰り返し申し上げて、ご理解、ご納得いただいたのかなという気持ちだ」と感想を述べた。