民進党の増子輝彦幹事長は6日、党本部で記者会見を開いた。増子幹事長からは、「党の戦略・組織・運営に関する改革本部中間報告(たたき台)」がまとまったことを受けて、その報告をするために会見を開いたと説明があった。

 増子幹事長は、このたたき台をもとに既に地方組織や国会議員と意見交換したことを報告した。今後の意見交換のスケジュールについては、

  • 8日(金) 両院議員総会・懇談会
  • 9日(土) 全国幹事会・自治体議員団等役員合同会議
  • 13日(火) 執行役員会、常任幹事会
  • 18日の週 両院議員懇談会、全国幹事会・自治体議員団等役員合同会議

と考えていることを明かし、「月内には一定の報告はできると思っているので、このようなスケジュール感で開催をしていきたい」と語った。

 また、増子幹事長は2月の初旬に党大会を開催する意向も明かし、「このまとめをさらにブラッシュアップして党としてしっかりした方向性で党の再生を図りたい」と考えを述べた。そのうえで、「わが党にとっては大変重要な最大のテーマなので、地方の議員の皆さんの声をしっかり重視することを踏まえ、所属国会議員の皆さんとの意見交換もしっかりと積み重ねていき、丁寧な手順を踏んでいくことをあらためて理解してほしい」と引き続き慎重に意見聴取を進めていく考えを示した。

 再来年の参院選や統一自治体選をどのように戦うかという方向性も月内に報告するのか記者団から問われると、「1日でも早くそういう方向性を示すべきという認識に立っているので、当然参院選や統一自治体選に対応する方向性も合わせて、そこの時期には決めていきたい」と方向性を出す目標を示した。

 民進党として統一自治体選や参院選をしっかり勝ち抜き、衆院選も候補者を擁立する考えに変わりはないか問われると、「間違いなくこの党は存続していく。いずれにしてもこの党が存続する限り、私たちは政権奪還を目指して選挙を戦い抜いていくことになる。当然、統一自治体選、参院選、そしていつあるかわからないが、常識的にはその後に衆院選があるだろうから、その候補者もこの党から出していくのは私たちの間違いない方向性であるということを認識いただきたい」と強調した。