民進党は12日、第55回常任幹事会を党本部で開いた。

 大塚耕平代表は冒頭のあいさつで、同日午前中に沖縄県宜野湾市で米軍ヘリコプターから窓が落下して小学生がけがをするという重大事故が起きたことについて言及し、「大変遺憾だ。米軍に対して厳重抗議するとともに、原因究明と同型機の原因究明までの間の飛行は停止するように強く求めたい」と表明した。

 報告事項では、増子輝彦幹事長が全国11ブロックでの党改革に関する広聴会や全国幹事会を開いたことを報告し、各都道府県連など関係者に感謝の意を表した。桜井充組織委員長が総支部の設立、総支部長の異動について報告した。

 協議事項では、増子幹事長が参院の小川勝也、有田芳生両議員から出された離党届の扱いについて諮り、協議の結果、当面扱いを保留とし、執行部として参院会派役員とともに本人から事情を聴くことを確認した。大塚代表が「党の戦略・組織・運営に関する改革本部の中間報告案」をこれまでの議論の経過報告とともに提案し、協議の結果、正式に中間報告として了承。今後の党改革の道筋に関する具体的な選択肢と合わせて、両院議員懇談会や全国幹事会などでの議論に付していくこととなった。