無所属の会の岡田克也代表は28日、2018年度政府予算等が賛成多数で可決された本会議終了後に記者団からの取材に応じた。

 岡田代表は、衆院予算委員会で強行採決された政府予算について、もっと議論すべき点があったと指摘し、虚偽のデータに基づいて裁量労働制に関する法案の必要性を議論していたことについては、「立ち止まってしっかりと調査をやり直す。そのことを明確にすべきだという風に思う。非常に安倍政権のやり方を象徴した一件だ」と強く批判した。

 安倍総理が答弁では裁量労働制に関するデータの調査をしないと前に進めないと言ったにもかかわらず、予算を強行採決したことの受け止めを問われると、「私が今まで安倍さんのやり方を見ていて、調査をきちんとやり直してそのうえで法案を出していくという風にはとても思えない。前に進めないのが前に進んだわけだから、言っているそばから言っていることとやっていることが違う。極めて遺憾」と指摘した。