那谷屋正義参院国会対策委員長は9日、定例記者会見を国会内で開いた。那谷屋委員長は、野党が欠席するなか今日、与党が参院本会議を開いたことについて自民党に対して抗議したこと等報告した。

 那谷屋委員長は、財務省が森友学園に関する文書を書き換えたとされる疑惑解明がまったく前進していないとし、12日に予定していた予算委員会集中審議の開催も自民党との話し合いにより中止となったことを明らかにした。

 国会正常化に向けて話し合う環境がどうすれば整うかを記者団から問われると、「公文書が改ざんされたのか、されていないのかという疑問に対して、しっかりした答えが出てきていない。財務省の出してくる法案なり資料なりが本当に信用していいものなのかどうなのかが非常に問われる。話し合う場が整うというのは、それがしっかりとクリアされるか与党も同じ行動を取れるかにかかってくる」と説明した。

 国政調査権をどのように要求していくのかという問いに対しては、「自民が乗らなければ動かない話。自民党に首を縦に振ってもらわないといけないので、その要求は引き続きやっていく」と語った。