民進党など野党6党は20日、「隠ぺい、改ざん、ねつ造、セクハラ、文民統制崩壊 安倍政権退陣へ野党合同院内集会」を国会内で開き、安倍内閣の総辞職を要求した。

 あいさつに立った増子輝彦幹事長は、「今の日本の政府と官僚機構はあまりにもひどい」と断じた上で、「財務省の福田事務次官の発言はもとより、あらゆる面で日本の官僚機構は腐りきっていると言っても言い過ぎではない。われわれはこのことに対し、しっかりと対峙(たいじ)していかなくてはいけない」「安倍政権は危険水域に入ってしまった。このまま泳がせてはいけない。そんな思いを強く持っている。何よりわれわれは一致結束して、徹底的に安倍政権退陣まで戦っていかなければならない」「いよいよ正念場だ。皆さんとともに安倍政権を打倒し、場合によっては総選挙も考えられる、覚悟をもって一致結束して対応しよう。堂々と戦う姿勢を示しながら頑張ろう」と力を込めて呼びかけた。

 各党代表あいさつ後に、福田財務事務次官によるセクハラ問題に憤り、抗議の意味とともに戦う意思を込めて黒い服に身を固めた女性議員、集会に出席した議員らが「#Me Too」と書かれたプラカードを手に「セクハラを認めない麻生財務大臣、安倍政権にはもう我慢できない」と力強くアピール。最後は安倍政権退陣へ向けてのガンバロウ3唱で締めくくった。