野田佳彦幹事長は1月31日、情報産業労働組合連合会(以下、情報労連)が東京都内で開いた第47回中央委員会に出席し、党を代表してあいさつした。
野田幹事長は、情報労連の日頃の民進党への支援や協力に謝意を表した後、政府の2016年度第3次補正予算について「税収が当初の見込みを大幅に下回り補正を組まざるを得なくなったのはアベノミクスが行き詰った証左」とし、来年度予算も「TPPの発効見通しがなくなったのに関係予算が盛り込まれ、おかしな話だ。納税者の立場から厳しくチェックするとともに、国民の皆さんに問題点が分かるよう審議に臨む」と述べた。また、今国会の重要課題である「働き方改革」について「われわれは長時間労働規制法案を昨年提出しているが、政府与党はいまだなし。働く人たちの立場に立った働き方改革をぜひ実現させなければならない」と決意を表明した。次期衆院選に向けては「なるべく空白区をなくし、過半数を超える候補を早期に擁立する。そして自公に対し一騎打ちで戦えるよう野党連携に取り組んでいることをぜひご理解いただきたい」とあいさつした。
情報労連の野田三七生中央執行委員長はあいさつで、民進党が昨年末策定した経済政策について「極めて大事な視点で、『人への投資』による格差是正や結果としての経済成長など包摂的社会に資するもの」とし、「連合の今次春闘方針にも合致する内容だ」と評価した。また民進党に対し「支持率低迷で党勢拡大も容易ではないだろうが、首都決戦をはじめとする自治体選挙に全力投球するとともに、次期衆院選に向けた候補擁立など早期の体制確立を、一応援団の立場から要請させていただく」とエールを送った。
同会合には、組織内等議員の田嶋要衆院議員や吉川沙織、石橋通宏、森本真治の各参院議員も出席した。