野田佳彦幹事長は2月15日、NTT労働組合が東京都内で開いた第22回中央委員会に出席し、党を代表してあいさつした。
野田幹事長は、NTT労組の日頃の民進党への支援や協力に謝意を表した後、安倍総理の訪米について「とても驚いたことがある。総理がトランプ米大統領とレストラン会食中、北朝鮮による弾道ミサイル発射の報が入り、そのレストランで衆人環視の場で、両首脳が協議する姿が全世界に配信された。国家機密にかかわる重要な話を皆さんが見ている中で行ったのはとても信じがたく、困ったことだ」と述べた。そして「皆が自国さえよければいいと思えば、世界経済はその国も含め成り立たなくなるのは明らかで、その是非について理を尽くして訴えていく役割が日本にある。分断社会でなく皆が共に生きる共生社会を世界の中で実現していかねばならない」と決意を表した。
さらに「民進党の理念にある“共生”は国内外でますます重要になってきた。野田NTT労組委員長から、民進党の理念とNTT労組の基本方針とは親和性あるとご紹介いただいた。労働組合は理念を実現する集団で、自分も含め社会が良くなるために連帯して活動することに意義がある。その精神は党の理念と完全に一致しており今後とも連携していきたい」とあいさつした。
NTT労組の野田三七生中央執行委員長は、2017春季生活闘争についての方針や震災からの復興再生に向けた取り組みへの御礼、本中央委員会での活発な議論などについてあいさつした。
同委員会には、組織内及び準組織内の横路孝弘、山井和則、田嶋要の各衆院議員が出席し、後刻、吉川沙織、石橋通宏両参院議員も出席してあいさつした。