参院予算委員会で19日、2015年度補正予算の集中審議の後、締めくくり質疑を行って質疑を終え、討論の後に採決した。

 集中審議には大久保勉議員が臨み、「経済に何かがあった時、本当に必要であれば補正予算を組むこともあるが、今回の補正予算はバラマキとしか言いようがない」と政府を強く批判した。また、「日銀も、そろそろ打つ手がなくなってきている。本当にできる政策はあるのか」と疑問を呈した。

風間直樹議員

 討論には風間直樹議員が臨み、「補正予算は景気ではなく株価対策。参院選に向けた大盤振る舞いだ」と問題点を取り上げ、政府案に反対を表明した。

 採決の結果、与党などの賛成多数で補正予算は原案通り委員会で可決した。