民進、共産、社民、生活の野党4党は15日昼、国会内で野党連携協議会を開き、震度7を観測する地震が発生した熊本県の被災地への野党としての支援のあり方、衆院北海道5区補選への対応等について意見を交わした。民進党からは枝野幸男幹事長が協議に臨んだ。

 協議会冒頭では各党それぞれの幹事長・書記局長が発言し、枝野幹事長は地震で亡くなった方への哀悼の言葉を述べるとともに、政府には地震への対応に全力を挙げてもらうため、衆院TPP特別委員会では冒頭で安倍総理の地震対応の説明だけで実質審議には本日段階では入らないことなどを政府に提案するなど、地震対策最優先で柔軟な国会対応を行っていることを報告。今日明日は政府に最大限の協力をすることが重要だと表明した。野党4党として、政府・与党では把握しきれていない情報があったら、それぞれ努力して政府に提言するとともに、政府の支援活動や被災者の皆さんを後押しするような取り組みに関して情報を共有して対処することを確認した。

 衆院北海道5区補選については「政党の枠を超えて市民の皆さんが前面に立って、それぞれの皆さんが頑張って頑張っていただいている。ここからの1週間が勝負。皆さんの力でせっかくここまで来ているので、何とか安倍政権の暴走にストップをかける、大きな成果を上げたい」と述べ、各党それぞれの立場で持ち味を生かしてしっかりとした票固めに力を注いでいくこと、週末の情勢等を含めてどんな体制で取り組むかに関して判断していくことなどを申し合わせた。