民進党は20日、地方組織の幹部や自治体議員フォーラム、全国青年委員会、女性議員ネットワーク会議の幹部ら約100人を集めて全国幹事会・自治体議員団等役員合同会議を党本部で開いた。

 大塚耕平代表は冒頭のあいさつで、「まさしく民主主義の危機というような本当に許しがたい政権。だからこそわれわれは民主主義を守る。いや民主主義をより高めるためのそういう新しい党を一刻も早くスタートさせてほしい」と出席者に呼びかけた。これまでの各種会議体での検討や協議の経緯を振り返ったうえで、今回の会議では、綱領・基本政策に関する検討会の共同座長である原口一博副代表と組織・規約・選挙に関する検討会の共同座長である桜井充組織委員長がそれぞれ綱領・基本政策の原案と規約の原案について説明し、質疑応答を行うとともに、党名についても検討の現状を報告し議論したいと説明した。

 増子輝彦幹事長は、「できるだけ早期に新しい党に生まれ変わって、われわれが国民の信頼をもう1度得て、このでたらめな政府・与党の政治の在り方についてしっかりと対峙(たいじ)をしながら政権を奪還するための第一歩を踏み出さなければならない重要な時期だ」と訴えた。

 終了後に記者団からの取材に応じた羽田雄一郎幹事長代理は、「いろいろな議論があったが、綱領・基本政策については12人、組織・規約・選挙については5人から意見表明があった」「党名についても2人から意見をいただいたが、全体的に活発な議論だった。いずれも新党協議会に一任していただいた」と最終的な取りまとめを新党協議会に一任することが了承されたことを報告した。

全国幹事会