民進党「次の内閣」国土交通部門(荒井聰ネクスト国土交通大臣)は20日、定例の部門会議を千葉市美浜区の「幕張メッセ」で開催し、同日から始まった「第2回国際ドローン展」(4月22日まで開催)の視察等を行った(写真上は、出展企業から説明を受ける荒井ネクスト国交大臣ら)。

 国土交通省から、昨年の国土交通委員会で審議した「改正航空法」(2015年12月10日施行)や、「ドローン(無人航空機)の安全確保のための更なるルール」等について説明を聞いた後、出展企業の各ブースを視察。最大積載量約30キログラムの大型機をはじめ、各企業の先進的な取り組みについての説明を聞き、意見を交わした。ドローン飛行デモンストレーション特設会場では、燃料電池搭載機体によるフライトデモ等を視察した。

 ドローンについては、昨年4月に発生した、首相官邸敷地内へのドローン落下事件をはじめ、これまでも国内で数多くの事件が発生している。国外でも、イギリスの首都ロンドン西部にあるヒースロー空港で、旅客機とドローンの衝突事故等が発生した。荒井ネクスト国交大臣は、「昨年の国土交通委員会でも航空法の議論をしてきたが、この問題はこれからも議論を続けていく必要がある」と述べた。

 今回の視察には、津村啓介ネクスト国土交通副大臣、小宮山泰子衆院議員、鈴木克昌衆院議員らが出席した。