枝野幸男幹事長は、10日の定例記者会見で(1)熊本地震の被災者の状況(2)民進党ロゴマークの選考手順――について述べた。

 熊本の地震については、「地震発生から1カ月近くが経過したが、いまだ多くの被災者が厳しい生活に直面している。役場の庁舎が被災したり、人手不足ということもあり仮設住宅への入居や支援金支給に必要な罹災証明書の発行が遅れている等の問題がある。政府にはいっそうの支援を進めていただきたい」と求めた。ボランティアとして被災地入りした党所属国会議員などからの報告や意見も集約し、来週の補正予算の審議の場などを通じて政府・与党に求めて行く考えを示した。

 党ロゴマークについては、「全国から3676件の応募をいただいた。レベルの高いものが多く、真摯(しんし)に応募いただいたことに感謝を申し上げたい。ロゴマーク選定委員会で専門家の皆さんの意見を聞きながら、最終候補として4案に絞り込み党のウェブサイトに公表した。最終選考は党内投票で行うが、インターネットで国民の皆さんからもご意見をいただきたい。党内投票は、国会議員・公認内定候補者が各1ポイント、都道府県連が各2ポイントで投票する。来週半ばには決定したい」と明らかにした。