枝野幸男幹事長は21日、徳島県を訪れ、今夏の参院選で立候補予定の大西聡(おおにし・そう)推薦候補予定者(徳島・高知選挙区)、仁木博文(にき・ひろぶみ)徳島1区総支部長・県連代表とともに、徳島駅前で街頭演説を行った。

街頭演説する枝野幹事長

街頭演説する枝野幹事長

 枝野幹事長は、アベノミクスについて「病気の治療をするときに何の病気か分からなければ治療のしようがない。病名の診断を間違ったら治療したって効果はない。残念ながら安倍さんの3年間、アベノミクスというのは、これだったんじゃないですか。では何をやるか、子育て支援の充実、老後の安心の年金・医療・介護、そして雇用の安定と底上げ、これが景気対策・経済対策なんです」と訴え、「そろそろ方向転換しないと少子化も高齢化も、貧困の増加も、もうこれ以上先に進んだら取り返しのつかないところに行く」と述べ、政策転換のために支持を訴えた。

大西聡候補予定者

大西聡候補予定者

 大西聡推薦候補予定者は、これまで徳島県内で20年間弁護士として活動しており、今回の参院選に立候補を決意した理由について「国民の暮らし・命・平和が脅かされそうになっている。何より憲法がないがしろにされている。法律を仕事としている身として、そして4人の子どもを持つ親として、これを見過ごすわけにはいかない。子どもたちの将来のためにも良い社会を残したい。そういう強い危機感、思いから活動を開始した」と語った。

仁木博文徳島県連代表・第1区総支部長

仁木博文徳島県連代表・第1区総支部長

 仁木総支部長は、産婦人科医をしており、全ての命・生活を守りたいという一念で活動を続けている。「世の中に生を受けたものの居場所と出番を作るのが政治の大きな役割だ」と語った。