枝野幸男幹事長は4日、今夏の参院選で立候補予定の大西聡(おおにし・そう)推薦候補予定者(徳島・高知選挙区)の応援のため高知県を訪れ、街頭演説や大西氏の総決起大会でのあいさつなどを行った(写真上は総決起大会で決意を述べる大西氏)。 

街頭演説する枝野幹事長

街頭演説する枝野幹事長

 高知市の大橋通り商店街での街頭演説会では大西氏、大石宗(おおいし・しゅう)高知1区総支部長、広田一(ひろた・はじめ)県連代表・参院議員とともにマイクを握った。この中で枝野幹事長は「参院選挙に向けた各党の運動が本格化した最初の週末、高知・徳島が合区になって今までにない取り組みを進めている大西聡さん。皆さんにご理解いただき、大きな力を与えていただきたい。安倍粉飾政治と闘う力を与えていただきたい」と支援を呼びかけた。大西聡推薦候補予定者は、「国民の皆さんが主役の、国民の皆さんの生活向上ための経済政策への転換。なによりも憲法に基づく政治、これをぜひ実現したい」と抱負を語った。

県内の保育所経営者団体との意見交換会

県内の保育所経営者団体との意見交換会

 県保育所経営管理協議会との意見交換では、枝野幹事長は「保育の充実を長年言い続けてきているつもりだが、今回メディアで大きく取り上げられているこの機会に一気に進めないといけない。高知は全体的に地方自治体が頑張っているので、そうしたなかでの課題は、全国的にも応用展開できる課題が多いと思っている」と語った。

 様々な意見を聞いた枝野幹事長は「ご指摘いただいた通り、保育全体の質と量を充実させることが、われわれの目指しているもの。保育士さんだけでなく、保育所に関わる他の仕事をされている方も厚くすることで、保育士さんの負担が軽くなるのは間違いない」と語り、いろいろな人々が関わっている保育全体の底上げが必要であるとの認識を示した。

総決起大会であいさつする枝野幹事長

総決起大会であいさつする枝野幹事長

 総決起大会には、枝野幹事長の他、日本共産党の小池晃書記局長、新社会党の栗原君子顧問らが出席、吉田忠智社民党党首もビデオメッセージを寄せ、高知・徳島合区での野党共闘をアピールし、大西聡推薦候補予定者への支援を訴える大会となった。

徳島・高知選挙区に立候補予定の大西聡氏