階猛衆院議員(ネクスト内閣府特命大臣=行政刷新・行政改革担当)は12日、都内で行われた森林労連(全日本森林林業木材関連産業労働組合連合会)「2016中央行動結団式」に出席し、あいさつした。

階猛ネクスト内閣府特命大臣

階猛ネクスト内閣府特命大臣

 階議員は「最近の熊の被害が多々報告されているが、根底には山間部の過疎化、猟友会の高齢化など様々な問題がある」と、岩手県雫石で生まれ育った経験をもとにあいさつ。さらに「今年新たに策定された『森林・林業基本計画』にもあるように林業の成長産業化、原木の安定供給体制の構築、CLTに代表される新たな木質部材の開発など、林業政策に対する予算を確保していく必要がある。そのためにも森林林業従事者が十分な処遇を得て、安心して働ける環境づくりを民進党としても後押ししていく」と述べた。

森林労連岩崎春良委員長

森林労連岩崎春良委員長

 森林労連の岩崎春良委員長はあいさつの中で「今夏の参議院選挙では12人の連合候補中、8人の支援を決定した。旧民主党および民進党に対して『ぐずついた気持ち』を持つ者がいるとすれば、相手の思うつぼ。我々の政策実現のためには選挙に勝つ以外選択肢はない」と参加者に意思統一を促し、支援を求めた。

 翌13日には中央行動の一環として森林労連と厚生労働省及び林野庁と、林業労働者の労働安全対策や森林・林業・木材関連産業政策の重要性についての意見交換会が行われ、初鹿明博衆議院議員(衆院厚生労働委理事)、神本美恵子参院議員(副代表)がそれぞれ出席し激励のあいさつを行った。

林野庁との意見交換会で組合員に対して激励のあいさつを行う神本美恵子副代表

林野庁との意見交換会で組合員に対して激励のあいさつを行う神本美恵子副代表