枝野幹事長は15日、遊説先の千葉市内で記者団の質問に答えた。

 問 都知事選が来月にあるといわれているが、次の都知事はどういう候補がふさわしいか。
 答 2代にわたって、知事が途中で辞めざるを得なくなった。広い意味で政治倫理の、政治とカネの問題。そういう問題が無いのが最低限の前提条件。

 問 民進党として候補者の擁立は。
 答 首長なので一般的に党の公認はない。野党第1党としての責任、与党が推した知事が2代続けてこうしたことで途中で辞めざるを得なくなったので、われわれが軸にならなければと思っている。

 問 野党の中から参院選と同様、4野党プラス市民の戦いに持ち込みたいという声があるが。
 答 そういう声があることは重く受け止めたい。ただ、必ずしも国政とすべてイコールではないので、確定的なことを申し上げるべきではない。ほぼ同時に行われる参院選で安倍政治の暴走を止めるという幅広い輪がある。その大きなうねりは知事選に影響はしてくると思う。

 問 参院選について、民進党は(千葉選挙区は)2人擁立で共倒れの可能性もあるといわれている。
 答 当然、共倒れの可能性もあるし、一方で2つ取れる可能性もある。現状ではどちらの可能性もある。ここから1カ月弱の戦い次第。当然2つ取るつもりで頑張っている。