枝野幸男幹事長は20日、遊説先の北海道札幌市内で記者団の質問に答えた。

 北海道の位置付けについて聞かれた枝野幹事長は、「この参院選では、複数議席を取って行けるところを増やしていきたいが、ここ北海道はそれが可能なところだ。そのためには、民進党に期待する声を地道に積み上げていくことが大切だ」と答えた。

 憲法改正について発言した安倍総理の姿勢について聞かれた枝野幹事長は、「安倍総理は憲法を変えたいと言っているが、どの条文を変えるかなどを示さずに、ただ変えさせてほしいと言うだけだ。こんな無責任なことはない」と厳しく批判した。

 自民党の谷垣幹事長が「消費増税をしなくても介護と保育の充実は必ずやる」と言っていることへの受けとめを聞かれ、「政府・与党には、2、3日中には財源を示して欲しい。それが出来ないのであれば、ウソつきと批判するしかない」と突き放した。

 TPPに対して枝野幹事長は、「自民党は、断固反対というビラやポスターを貼りまくって政権に復帰した。これは自民党が大ウソつきである象徴だ。TPPの合意内容の情報も公開されない状況で評価しろと言っているが、情報を見せないのは守るべきものが守れていないからと言わざるを得ない」と指摘した。