枝野幸男幹事長は参院選公示日の22日夕、青森県八戸市内で党公認のたなぶまさよ(田名部匡代)候補とともに街頭演説を行った。街頭演説会には青森県連代表の田名部定男青森県議も参加し、たなぶ候補への支援を呼びかけた。

枝野幸男幹事長

幹事長

 枝野幹事長は、今回の参院選はアベノミクスからの転換、憲法の平和主義を守るための戦いだとその意義を強調。「安倍政治はこれまで大事に守ってきたふるさとの緑を、地域社会を、地域経済を、戦後70年の平和を壊しているということに多くの皆さんが気づき始めている。ふるさとや地域社会、地域経済、平和をぶち壊している自民党のどこが保守なのか。たなぶまさよさんこそがそれを守る本当の保守だと私は思う」と述べた。

 「たなぶさんは本当に気さくな人柄」と続けると、「国会議員を9年もやったらどうしても上から目線になりがちだが、本当に誰とでも気さくに仲良く話ができる」とたなぶ候補の魅力をアピール。「だから今の日本の政治に必要なんだ。上の方ばかりしか見ていない、暮らしの足元を見ていない、現場が見えていない日本の政治に、たなぶさんの目線が、この気さくな人柄が何よりも求められている」「残念ながら今の自民党はオールイエスマンだ。地域ではいろいろなことを言っても、この3年半、安倍さんの方針に異を唱えた人はいるか。そんなイエスマンを増やしても意味はない。しっかりと(安倍総理は)現場が見えていない、地方の暮らしが見えていないということを、厳しくしっかりと皆さんの暮らしの足元を見ながら伝えていける力がこの八戸、青森に必要なんだ。それができるのはたなぶさんだけだということをぜひ皆さんと共有したい。今度こそまさよさんに国会に戻ってきてもらい、皆さんの声を届けてもらおう。そのための皆さんの絶大なるお力をお貸しいただきたい」と呼びかけた。

たなぶまさよ候補

たなぶまさよ候補

たなぶまさよ候補

 たなぶ候補は、「安倍総理は人の意見にまったく聞く耳を持たず、憲法の解釈を変えて安保法案を強行採決するなど、あまりにも理性を失って暴走しているとしか思えない。そのことによって私たちの生活が、子どもたちの未来が、この国の平和が壊されようとしている」と危機感を示し、「まさに地方の暮らしを守る、子どもたちの未来を、平和を守るための参院選挙だと思っている」と力を込めた。

 そのうえで、「願いは一つ」だとして、「戦後守り抜かれた不戦の誓いを守り、昨年の安保法制の廃止を目指す。私たちが受け継いできた平和を何としても次の時代につないでいかなければならないという平和への願い。未来を生きる子どもたちと、その暮らしが少しでも豊かで安心できるものであるようにという、その願い。そして、このふるさと青森県を思う、その願いだ」と表明。「どうか、たなぶまさよに今まで以上に力を、支援をいただきたい。16年間皆さまに育てていただいた感謝の思いを忘れずに、全てを出し切って未来への責任を果たしていきたい。未来のために、命のために、ふるさとのために、皆さまからの絶大なるご支援をいただけますよう心からお願い申し上げる」と訴えた。

地元八戸で支援者の声援に応えるたなぶ候補

地元八戸で支援者の声援に応えるたなぶ候補