枝野幸男幹事長は24日、兵庫県から岐阜県に入り、小見山よしはる候補者の個人演説会で「小見山さんの勝利のために、もう一段の支援を」と呼びかけた。

枝野幸男幹事長

枝野幹事長

 枝野幹事長はこの日、英国が国民投票でEU離脱を決めた後、円高と株価の下落が急進したことについて「安倍総理のせいだというつもりはない。しかし為替や株は、日本国内では手の打てないことが必ず起こる。まさに今回、安倍総理の為替と株に頼った経済運営では、どうにもならないリスクを抱えていることが明らかになった」と述べ、民進党の主張する「雇用の安定」「老後の安心」「子育て支援の充実」こそ必要な経済政策だと強調した。

 その上で、「小見山さんは地道に着実に仕事をしてきた。『暮らしをしっかり支えていく政治が必要だ』という声を結集できれば、この戦いは勝てる」と力を込め、「しかしまだ後ろから追いかけている状況だ。ここのからの1票1票の積み重ねで、地域が、ここに暮らす皆さんが家族が安心して暮らせる社会をつくっていくためにぜひさらに力を与え欲しい」と訴えた。

小見山よしはる候補

小見山よしはる候補

 小見山よしはる候補は、「アベノミクスで大企業・富裕層以外にもう1人もうかった人がいる。それは自民党だ」と指摘。自民党に対して1年で20億円以上の企業団体献金があると説明し、「いちばんもうかったのは安倍自民党だ。これでは庶民の皆さんが幸せをつかむ政治はできない」と述べ、企業団体献金の禁止を主張した。

 その一方で、国の中小企業支援策の予算1800億円は、イージス艦1隻の値段と同じだとも紹介し、より手厚い中小企業の経営支援策の必要性を訴え、「支援することで地域の中核になってもらい、雇用を増やし、都会に行かなくてもこの岐阜で働けるようにする。みんなが地域で暮らせる社会をつくっていきたい」と力を込め、「『強い経済』『強い国家』ではなく、誰もが居場所と出番のある国づくりをする。厳しい戦いだが、何としても当選して皆さんの思いを国会に届けたい」と訴えた。

榛葉参院議員

 榛葉賀津也参院議員も駆けつけ、民主党政権時代に防衛副大臣、外務副大臣を務めた経験から「安全保障の厳しさは誰よりも分かっている。しかし、日本は憲法9条の下で専守防衛だ。やっていいことと悪いことがある。戦争をやってはいかんのです」と怒りを込め、「立憲主義と庶民の政治を守るために、小見山さんには勝ってもらわなければ」と訴えた。また、連合岐阜の舟口会長も出席し、安倍政権下での年金基金の株式運用の問題やまやかしの地方創生を指摘し、小見山候補への支援を呼びかけた。

勝利に向かって「ガンバロー!」

勝利に向かって「ガンバロー!」