枝野幸男幹事長は2日午後、岐阜県大垣市内で小見山よしはる候補とともに街頭演説を行った。

小見山よしはる候補

小見山よしはる候補

 小見山候補は、「今回の選挙は、この3年半の安倍政権で皆さんの暮らしが良くなったのか、このまま続けて平和で安心な暮らしを作っていけるのかが大きく問われている選挙だ。『アベノミクス』と3年半耳にタコができるくらい聞いた。自民党は『必ず良くなる、そのうち良くなる』とずっと言い続けてきたが、期限のない『そのうちは』は約束でも何でもない。これ以上アベノミクスで大企業にお金をもうけさせても、私たちのこの地域は一向に良くならない。なぜかというと、自民党と大企業の間にしがらみができているからだ」と述べ、大企業優先から中小企業支援強化に転換すべきだと訴えた。

 憲法改正論議については、「戦後70年、ほとんど自民党政権だったが、日本国憲法下で集団的自衛権を行使できるとは言わなかった。だが安倍総理になってコロっと変わった。自民党の憲法草案には自衛隊を国防軍にすると書いてある。戦える国にすると書いてある。これで私たちの子や孫に平和な日本を引き継いでいけるのか」と訴え、安倍政権の暴走にブレーキを掛けるために力強い支援を求めた。

枝野幸男幹事長

枝野幸男幹事長

 枝野幹事長は、「この参院選で安倍総理や自民党幹部は、一生懸命に各地で民進党や野党の悪口を繰り返している。3年半の間、自民党と安倍総理は、衆参両院で圧倒的な議席数を持ち、やりたいことをやってきた。そのことに自信があるならば、野党の悪口ではなく自分たちの実績をしっかりと訴えればいい」と述べ、安倍総理らの手法を批判した。

 「株は下がり、円は上がってきた。これは日本だけではコントロールがきかない。本当に日本の暮らし、経済を良くするには、国内でやるべきことをやっていかなくてはならない。安定した雇用、高齢者の皆さんの不安を取り除く、年金の安定的な運用など、こうしたことを進めて行くには政治の新しい流れが必要だ」と枝野幹事長は訴えた。

街頭演説を行う小見山候補、枝野幹事長