蓮舫代表代行は2日、埼玉県の大宮駅と浦和駅前で、参院選埼玉県選挙区に党公認で立候補している大野もとひろ候補の応援演説を行った。

蓮舫代表代行

 蓮舫代表代行は、安倍政権下の3年半の実質経済成長率が年平均0.8%であるのに対して、民主党政権下では1.7%であり、その差は民主党政権が「人への投資」を重視した経済政策を推進したからだと説いた。そして今の日本経済に効く処方箋は、「やはり地道な税の再分配。人に着眼をして、子どもたちに、学生に、人生の先輩方の安心に、(税金を)使うことこそ、日本の先が見える」と訴えた。

蓮舫代表代行

蓮舫代表代行

 それは民主党政権が進めた政策で効果が実証済みであると説明。「少ない手持ち金でも産めるように出産一時金を増やした。赤ちゃんが生まれたら中学卒業まで子ども手当。全ての子どもたちが望めば、高校に行けるように高校教育無償化。道半ばとなったが、臨めば大学に行けるようにする無利子奨学金の拡充。大学を出たら不本意で不安定な雇用にいる若い人たちが正社員になれるようにする」という一連の人への投資で経済成長を実現したと述べた。

 こうした「人への投資」を否定した安倍政権について、経済で実績を上げられないばかりか、「年金の安心ではなくて、年金の不安をあおっている」と強く批判した。年金積立金140兆円の株式での運用比率を国民に相談することもなく24%から50%に引き上げ、70兆円を株式に投じた結果、昨年度1年間で5兆円の損を出したうえ、その公表も先送りしていると指摘した。

 そして『隠す』『伝えない』『皆様方に良いことだけを言う』安倍政治に対して、「もうそろそろ私たちに止めさせていただきたい。そのためにも大野もとひろさん。とても1期とは思えない。大野ともひろさんは10人分の仕事ができる。仕事ができる候補者をしっかり埼玉から出していただきたい」と熱心に聞き入る聴衆に呼びかけた。

大野もとひろ候補

大野もとひろ候補

大野もとひろ候補

 大野もとひろ候補は、6年前に初めて国政に送られた時以来、有権者に約束した「人の命を守る政治」に一心不乱、政策本位で全力投球してきたことを感謝とともに報告。現在の日本について「どうも違う方向に行っているのではないかという思いを強くしている。だからこそ、2期目の挑戦。この日本で働く者、年金生活者、消費者、当たり前の人たちが当たり前に生活できる。そんな日本にしたい。民主主義や言論の自由、そのために私も努力をさせていただきたい」と2期目に臨む決意を訴えた。

 アベノミクスの実態について「皆さんの年金積立金で株価を上げ、株式が高くなったと喜んでいるが、実際には外国人投資家が持っていってしまう。株式が下がってくると、逃げ足の速い外国人投資家は逃げて、皆さんの年金がおかしくなっていく。もうこんな経済は止めるべきだ」と訴えた。それに代わって、「人からの経済再生」、すなわちGDPの60%を占める個人消費を高める政策を推進し、「もう一度経済を立て直そう」と呼びかけた。

聴衆と握手する蓮舫代行と大野候補