みずおか俊一候補は5日午後、長妻昭代表代行とともに兵庫県加古川市のJR加古川駅前で街頭演説を行った。

みずおか俊一候補

みずおか俊一候補

 みずおか候補は、「この選挙戦では『経済』『教育』『憲法・平和』と、3つの柱で話をさせていただいてきた」と述べ、それぞれについて訴えた。

 経済について、「国民の消費がどんどん落ち込んでいる。なぜ私たちの生活が良くならないのか。それは、アベノミクスが国民の皆さんの暮らしに決して良い影響を与えているものではなかった。もう結論が出たのではないかと思う。消費が増えないということは、可処分所得が少なくて、毎日の生活にお金が回らなくなっている現実があるからだと思う」と述べ、日々の生活にお金が回るように政策を転換すべきだと訴えた。

 教育について、「人への投資に代表されるように、子育て世代の皆さんに、子育て費用が少しでも安く済むようにと考えている。お金持ちの家と、そうでない家によって、大学や短大に進学する率が違う。子どもが育った家の収入によって、子どもの教育の機会が変わってくるということは、この日本にとって大きな損失ではないか。どんな地域でも、どんな家庭に生まれても、勉強したいと思うことにチャンスを作っていきたい」と述べた。

 憲法・平和の問題について、「兵庫県の3つの議席を与党に占めさせるわけにはいかない。参院で与党が3分の2を占めると、いよいよ憲法改正に着手するという安倍政権のたくらみがある。選挙前になって憲法改正の話をしなくなったが、それは国民の皆さんに内緒で進めようという魂胆だ」と話し、そのたくらみにブレーキを掛ける仕事をさせて欲しいと訴えた。

長妻昭代表代行

長妻昭代表代行

 「いよいよ勝負の時が近づいてきた。今回の選挙は候補者のみずおかさんも試されているが、有権者の皆さんも試されている」。長妻代表代行は、年金積立金の巨額損失問題を取り上げ、「安倍総理は、皆さんの年金積立金の半分を株に投資している。これは皆さんの了解なしに決まってしまった。昨年度は5兆円の損を出し、今年度もまた5兆円も損をしたという試算がある。ひとの金を本当にないがしろにしている。米国ですら年金は1円も株で運用していない。安倍総理は責任を取らず、皆さんが責任を取らされることになる」と述べ、一人ひとりを大切にしない安倍総理の手法を批判した。

みずおか候補が支援者と握手