山尾志桜里政調会長は8日、山梨県富士吉田市を訪れ、参院選党公認の宮沢ゆか候補の演説会で応援演説を行った。

山尾志桜里政調会長

山尾志桜里政務調査会長

山尾志桜里政務調査会長

 山尾政調会長は、安倍総理が突然子育て支援を行うと言い出したにも関わらず、民進党が提出した保育士の待遇改善の法案を審議拒否のまま国会を閉じた話を取り上げて「これやっぱりやる気ないなと思っていたら4日前にはっきりした。自民党の稲田政調会長はあるお母さんのブログ、小さいお子さんがいて『教育費のことを考えたら働かなきゃいけないけど、働けない助けてくれ』というブログに対して、こう言った。『あれもせいこれもせいと国に言う前に自分で何とかしてみんなでこの国をよくする運動だ』と。自分で何とかしろ、いつから私たち国民は国を良くするための運動員になったんでしょうか。政治ってそうやって頑張ってもどうしても支えが欲しいと困っている人の声に一生懸命耳傾けてキャッチしてそれを解決して本当に喜んでもらう、少しでも安心してもらいたい、そうやってやる仕事が政治じゃないのか」と述べた。

 アベノミクスの3本の矢が国民に届いていないこと、年金積立金運用が15カ月で10兆円もの損失を出していることに触れ「子育て、仕事、年金。この3本柱できちっと皆さんの安心を作って本当の意味で地元の経済を良くしていく」と訴えた。宮沢ゆか候補については「宮沢さんにしかできない仕事が恐らく国会にあると思う。10人に1人しか女性議員がいないけど、宮沢さんを待っている。こんな心強い女性の仲間が来てくれたら嬉しい。政治ももっと明るくなると思う。ぜひ力を貸してください」と800人集まった聴衆に支援を訴えた。

宮沢ゆか候補

宮沢ゆか候補

宮沢ゆか候補

 「子どもと平和をこよなく愛する野党統一候補」と自己を紹介した宮沢候補は、24年間ちびっこハウスの代表として子育て支援活動を山梨県内全域で行ってきた。子育てサークルを1000人規模に大きくして、NPOや株式会社、社会福祉法人も立ち上げて、子育ての情報共有に取り組んでいく中で「私たち母親にはどうしようもない壁が存在していることが分かった」と言う。そのタイミングで輿石参院議員から後継者になって欲しいと言われて国政を目指すことを決意した。宮沢候補は安保法制について「私たちは、子どもたちを戦場に送るために命をかけて産んだんじゃありません」と述べると会場からの拍手を受けた。続けて「子どもたちに持たせたいのは夢と希望。武器なんか持たせたくない」と述べた。輿石議員の築いてきた道の続きを作りたいと意気込みを述べ、「私の好きな言葉は『一人の百歩より百人の一歩』。みんなと一緒に新しい社会を切り開き、一歩を踏みたいと思う。あと一歩。私が勝つためには皆様にもう少しの努力をお願いしなければいけない。やらせてください」と会場への支援を訴えて演説を締めくくった。

最後は全員で「ガンバロウ」コール

最後は全員で「ガンバロウ」コール

参加者一人一人と握手

参加者一人一人と握手