枝野幸男幹事長は28日、「会津総合開発協議会」から福島県会津地方の振興について要望を受けた。福島県選出の増子輝彦参院議員、小熊慎司衆院議員も同席した。

 同協議会は会津地方17の各市町村長と議会議長で構成される。協議会を代表して山口信也喜多方市長が、特に最重点要望である(1)福島第1原子力発電所事故災害に伴う風評被害対策(2)JR只見線の早期全線復旧(3)磐越自動車4車線化の早期延伸等(4)地域高規格道路「会津縦貫道」の整備促進――等について説明した。

 枝野幹事長は、「昨年も3回ほど会津地方を訪ねているが、特に原子力災害の風評被害は深刻だ。福島全体の復興に向けても会津が頑張って先導していただくことは大事だと思っているので、県内選出の議員と相談しながらしっかり進めてまいりたい」と応じた。

山口喜多方市長から要望内容について説明を受ける

山口喜多方市長から要望内容について説明を受ける