枝野幸男幹事長は4日、福島県郡山市内で開催された日本私鉄労働組合総連合会(以下、私鉄総連)の第83回定期大会に来賓として出席した。

枝野幸男幹事長

枝野幸男幹事長

 あいさつのなかで枝野幹事長はまず、定期大会への祝意と参院選における支援について謝意を述べ、私鉄総連組織内の森屋たかし候補については、党全体の当選枠が伸びず惜敗したことに触れ、「参院選は与党に改選過半数、改憲勢力3分の2をもたらす結果となった。反省すべきは反省するとともに、こうした政治状況を転換していく希望の光をみることができた結果でもあると受け止めている」とし、「東日本、西日本の選挙結果、その背景理由をしっかり分析しがら政治状況を転換していく覚悟を新たにしている」との決意を表した。

 さらに「まだまだ大きな流れは競争をあおり、対立や憎悪、恐怖をあおるという状況だ。私たちはしっかりと支え合い、暮らしの安心と豊かさ、ひとり一人の人生に寄り添った政治を打ち立てる。そういう政治状況を作っていかなければならず、同じ思いを共有する多くの仲間とネットワークを作りたい」と述べた。また、本大会で勇退される私鉄総連の藤井一也中央執行委員長に対し、「これまで組合活動の先頭に立ち、われわれにも叱咤激励を頂いた」と述べ、「皆さんのご期待に応えられる民進党になるよう邁進する」と連帯のあいさつをした。

 定期大会には、私鉄総連準組織内の辻元清美衆議院議員と、組織重点候補として今次参院選で四選した福山哲郎参議院議員も出席した。