江田憲司代表代行記者会見

2016年10月5日(水)15時02分~15時29分
編集・発行/民主党役員室(項目ごとに編集しました)

★会見の模様を以下のURLで配信しています。
https://www.youtube.com/watch?v=me0XIg0kq9g


■冒頭発言 ■質疑

■冒頭発言

○代表代行就任に当たって

【代表代行】
 引き続き代表代行を拝命いたしました江田憲司でございます。
 私の役割は、みんなの党・維新の党時代から訴えてきた「改革スピリット」、これを民進党に吹き込んでいくことだと思います。これは新党結成の時の会見でも申し上げたとおりでございます。
 そして、代表代行3人体制の役割分担、これをきっちりしようということで、蓮舫代表から私は二つの特命をいただきまして、一つは行政刷新、税金の無駄遣い解消、これにしっかり取り組んでくれと。もう一つは地方組織、都道府県連の立て直しというか強化というか、それを担当してくれと。特にこの二つの特命を蓮舫代表から受けましたので、しっかり取り組んでいきたいと思います。

○予算委員会・蓮舫代表の質問について

【代表代行】
 補正予算は、今日から参院に移りまして、蓮舫代表も(質問に)立っておられたと思いますが、なかなか単刀直入でメリハリのきいた、いい質問内容だったと思います。
 いずれにせよ、蓮舫代表は発信力が我が党内では図抜けて高いですから、こういった国会論戦の場も従来のしきたりにとらわれず出番を多くしていただいて、安倍総理と直接、党首討論だけではなくて、こういった場もしっかり活用して、安倍総理との論戦を深めていただきたいと思います。

○北方領土問題について

【代表代行】
 予算委員会でも出ておりました、皆さんのご関心も高い北方領土問題は、私自身も非常に思い入れがある課題でございます。戦後、北方4島の返還が一番近づいた日と言われるのは、1997年11月のクラスノヤルスク合意でございました。エリツィン・橋本首脳会談の結果、「東京宣言に基づき、2000年までに平和条約を締結するよう全力をつくす」という合意がありまして、これを称して戦後一番北方領土の返還が近づいた日と、いろいろな識者等々から評価されるゆえんでございまして、この北方領土問題の解決、戦後残された最大の政治課題の一つと認識しておりますが、この問題はもう首脳同士でしか解決できない問題です。外務省の事務方が幾らやっても、外務大臣が幾らやっても、これは解決できない。
 そういう意味でプーチン大統領と安倍総理の間で、幾度となく会談を重ねて、両首脳の信頼関係が醸成されて、今度の年末ですか、山口にもプーチン大統領がおいでになるということなので、それ自体は本当に私自身期待もしておりますが、今朝の蓮舫代表とのやりとりでも明らかなように、あくまでも北方4島の帰属問題を、これは日本固有の領土でございますから、きっちり「日本の領土だ」と、「4島の帰属は日本にある」ということを明確にした上での平和条約の締結でないと、全くこれは国民の期待に応えるものではないと思いますから、ゆめゆめこうした問題を、政権浮揚であるとかそういう思惑でやるのではなくて、まさに戦後営々と築き上げられてきたさまざまな経緯、国民の声、そういったものに応えられる解決ができるのであれば、しっかり年末の首脳会談で結果を出していただきたいと思います。

○「行政刷新」「無駄遣い解消」プロジェクトチームの立ち上げについて

【代表代行】
 それから、私の特命の中の行政刷新、税金の無駄遣いの解消につきましては、今日(予算委員会質疑)も蓮舫代表が地方創生の交付金について取り上げられたと思いますが、これはまた来週以降、具体的にはプロジェクトチームを立ち上げようかと思っております。
 蓮舫新代表は「仕分けの女王」と称されたこともあって、やはりこういった行政刷新、税金の無駄遣い解消を自ら体現されてこられた方なので、蓮舫代表の直属機関で、私がヘッドになって、党内のこういった問題に精通している、特に私が「脱藩官僚政治家」と称している、元役所にいて、役人の手の内もよくわかっている、そうした人を中心に、それだけではありませんが、しっかり若手政治家、やる気のある政治家を集めて、ぜひとも具体的にこういった無駄遣いの象徴的なプロジェクトを、全国公共事業もあります、それから私が「ブタ積み」と称している基金の問題もあります、蓮舫代表が今朝取り上げた地方創生交付金の無駄もあります、これを具体的に一個一個取り上げて安倍政権を追及して、50億でも100億でも税金の無駄遣いを実際に解消させていく。こうした非常に生産的な、成果主義的なプロジェクトにぜひしていきたいと思いまして、今、その門構えというか、メンバーも含めて検討中でございます。
 近々皆様には正式にご報告できると思いますので、ぜひご認識をいただければと思います。


■質疑

○予算委員会・蓮舫代表の質問について

【朝日新聞・松井記者】
 冒頭、蓮舫代表の今日の質問について言及されたが、今日、特に蓮舫代表は外交問題や憲法について言及されていた。代表質問の際には、そういった国の形に関わるような問題というよりは、女性政策など、もう少し身近な問題に時間を割いていたかと思うが、一転して今日こういった重厚なテーマに取り組まれた狙い、背景、またそれについてどのように受け止められたかお聞きしたい。

【代表代行】
 国会質問は時間の制約が一番あります。その中で何を取り上げるかは、その一回こっきりを取り上げれば「偏っている」という批判もできるでしょうが、先ほど申し上げましたように蓮舫新代表には本会議場だけではなくて、こういった予算委員会の場、党首討論の場、本当にどんどん立っていただいて、そうすると今日みたいに国政の課題を全部網羅できますから、ぜひそういう意味での論争を期待しております。

○「行政刷新」「無駄遣い解消」プロジェクトチームの立ち上げについて

【「FACTA」・宮嶋記者】
 江田代表代行をヘッドとする、「脱藩官僚」を集めた、言葉はわからないが「無駄撲チーム」というのは、組織としてはどこにつくって、どれくらいの規模の門構えをお考えか。もう少し具体的に教えていただきたい。

【代表代行】
 政調の中に置くことも考えたのですが、先ほども言いましたように、やはり蓮舫カラーを強く打ち出すという意味では代表直属の直轄プロジェクトにしたほうがいいかなと。私も代表代行ですので、政調会長とも相談した上で、私がヘッドになって、例えばNC(「次の内閣」)の行革担当大臣に入ってもらうとか、政調とはしっかりリンケージを張りつつ、やはりこれは党を挙げての一大プロジェクトとしていきたい。だからメンバーは、先ほど言ったように「脱藩官僚政治家」だけではなくて、若手政治家でこういった問題に真摯に取り組んできた方々、かつ、やる気のある人ですね。
 これは本当に地道な作業になります。全国津々浦々、公共事業の無駄を当たってみたり、行政事業レビューというのをやっていますが、うずたかくある書類を一々チェックしたり、基金シートというのもあります。この前、私が予算委員会で追及した「ブタ積み」、無駄な税金を積み増して消化不良で終わっている無駄遣い。地方創生の交付金もそうでしょう。こういう問題を地道に、「発掘型」ですね、我々が自ら発掘していく。
 そうすることで、国民の皆さんは何だかんだ言っても自ら拠出した税金が本当にちゃんと使われているのかという、そこに一番センスティブ、関心があると思いますので、そういった国民の思いにも応えるということで、象徴的なプロジェクトを、そんなにいっぱいワーッと出すのではなくて、ひと月に1個か2個、本当に象徴的にやっていく。
 今、豊洲の問題が朝から晩まで、テレビ局も同じように微に入り細にわたりやっているのも、ああいった不正が税金を使われて行われている、そして安全・安心にもかかってきているというところが国民の皆さんの一番の関心の的なのであれだけの報道量があると思っていまして、我々民進党もいろいろなことを、法案を何十本も出したり政策・制度の枠組みをつくったりしているのですが、だけど、なかなかそれが報道されないというか、国民の知るところとならない。だから「いつも批判ばかりだ」というご批判を受ける。それは我々のふがいなさもあるのですが、しかし、やっぱりそこは国民に知っていただかないと、という意識もあって、やはり一つ一つこうやって出して、安倍さんは「百の言葉より一つの結果」だと胸を張られておるので、我々も「百の言葉より一つの結果」を出していきたい、そういうふうに思っております。

【時事通信・岸本記者】
 プロジェクトチーム、近々にということだが、例えば規模とか、いつまでにということは。

【代表代行】
 ざっくりとした方向性は今週の(執行)役員会で了承を得ましたので、できれば来週の役員会くらいで具体的なプロジェクト名とか、先ほど言った位置づけとか、具体的なメンバーを決めて、なるべく早く第1回会合を開きたいと思っています。

【時事通信・岸本記者】
 規模は、大体何人ぐらいをお考えか。

【代表代行】
 今、手を挙げてきている人はもう十数人おられますので、そこをどこまでにするかというのは、ちょっと考えたいと思います。要は、規模よりも結果なので。これは先ほど言ったように、相当、目を皿のようにしてしっかりチェックしていかないといけない。それはやはり今までそういうのに取り組んできた得手不得手がありますから、そういう得手の人であって、かつ、やる気のある人を集めて、しっかりやっていきたいと思います。

【読売新聞・重松記者】
 先ほど若干言及があったが、アウトプットについて。月に一つ、二つを出していくというような形で、五月雨式に出していくような形になるのか、それとも中間報告や最終報告のような、一定の期間を区切ってのアウトプットを出すようなイメージになるか。

【代表代行】
 私のイメージは、何か立派な報告書を出すということではなくて、まさにプロジェクト主義、「プロジェクト発掘主義」で、これはもう発掘次第皆さんのほうに公表もしていきます。それから国会の各委員会とも連携して、その材料をもとに安倍政権を追及していく。そこで具体的に、さすがに安倍総理も無駄をビジュアルに突きつけられれば、それは「是正する」という答弁をするしかないと思いますから。本当にそういう意味での「プロジェクト発掘型」でやっていきたい。
 今、国対が第2予算委員会と称してやっているのは、既に出てきた問題について、徹底的にそれを解剖して、解析して、それで国会で追及するということですが、我々はあくまでも今まで出てきていない問題を自ら発掘して、例えば全国で行われている公共事業等で無駄遣いが結構ありますから、そういうものを発掘して、それを一つ一つ取り上げて逐次やっていくということです。
 何か立派な文章を書いて、というのはもうやめようと思うんです。プロジェクト主義でやりたい、そう思います。

【NHK・一由記者】
 一発目の目出しというのが結構大事になると思うが、代行の中では、こういったところを狙っていきたいという、そのあたりのお考えはあるか。

【代表代行】
 それは乞うご期待で。今は発足前なので。
 作業形態としては、先ほど申し上げた、行政事業レビューが役所の自己申告で出ているのですね、全ての予算項目について。それから私が追及した基金シートも、3年前(平成25年度)から出ています。執行率が出ていますが、見ると、皆さんびっくりします、執行率が50%以下というのがいっぱいあります。だから無駄に税金だけ投入して、それで使えないから返納している4000億、5000億あるのだという話も予算委員会でしたとおりです。
 それから地方創生事業と称して、内閣の目玉として安倍政権が進めた中には、昔の「ふるさと創生事業」ではないですが、「金の延べ棒を1億円で買いました」みたいな、そこまで行かないが無駄遣いがある。執行率も悪い。そういうものを洗い出していくことが大事ではないか。
 それで100万でも、1000万円でも、50億でも、100億でも、やっぱり税金の無駄遣いに国民はみんなセンスティブです。だからそういうところにしっかり応えていこうということです。

【朝日新聞・松井記者】
 無駄撲滅は他の党でも、特に行政改革に関心を持っている野党もあると思うが、まず民進党でこういったものを発掘して問題点を洗い出した後に、追及の上で他の党との連携の仕方まで視野に入れているか。

【代表代行】
 基本的に、こういった類いの、事柄の性質上、野党と共闘しなければだめだということはないので、これは基本的には民進党で無駄遣いプロジェクトを発掘した上で、国会と連携してそれを追及していく。そして具体的に、50億、100億、無駄遣いを出していくと。こういうプロセスになると思います。

【「FACTA」・宮嶋記者】
 例のうずたかい行政レビューシートを官僚出身のIQの高い民進党の議員の皆さんがやられるのはいいのだけれども、やはり国民の声をもっと聞いて泥臭いところまで行かないと、江田さんが大変すぐれた方だというのはわかるが、なにか「また同じことをやるのかな」みたいな、国民のところにリーチがかかっていないのではないかという気がするが。

【代表代行】
 そこは誤解で、これは市井(しせい)に出て泥臭いことをやりたいプロジェクトなのです。「アベノミクス」「アベノミクス」と言われているけれども、一体誰のためのアベノミクスなんだと、「ダレノミクス」なんだということで、これは永田町でふんぞり返って書類ばっかりチェックしているというイメージではないのです。
 もう全国に出かけていって、象徴的に、もう国民の皆さんは身近に例えば税金の無駄遣いがあれば感じておられるはずだし、それからいずれ目安箱というか、やはり国民の声を聞くという話がありましたが、まさに目安箱を設けてどんどん国民の情報を上げてもらいたいのです。我々がボーンっとすっ飛んでいって、調査をして、本当に無駄遣いがあればそれを国会でしっかり追及していく。具体的に、先ほど言いましたように、50億でも100億でも税金の無駄遣いを出していく。こういうところに力点を置く。だから、頭先行ではやりたくないですね。
 だけど、それを全部調べるに当たって、最初は書類チェックから始めるのは常套なので、その目星をつけたら、どんどん市井に出ていくということでございます。

○野党連携について

【朝日新聞・松井記者】
 二つの補選、東京と福岡それぞれの補選について、つい先ほど野党4党幹事長・書記局長会談で共闘が決まった。それについての受け止めをお聞きしたい。

【代表代行】
 野党連携については、これは岡田体制の時にも岡田克也代表からも私からも申し上げてきたとおり、政治理念や基本政策の一致しない政党とは政権は組まない。これは蓮舫体制になっても変わらないプリンシプル、原則ですから、ここはもうはっきりしているわけですね。
 そこさえはっきりさせれば、後は応用動作だと私は思っているのです。あと具体的な個別の案件についてどうするかは、そこはもう幹事長が今日努力されたことは私としては多としたいと思います。
 付け加えて申し上げると、私は自社さ政権の総理大臣政務担当秘書官をやっていましたからあえて申し上げますと、自社さ政権というのは水と油の社会党と(自民党が)政権を組んだのですよ。そんな融通無碍な自民党から我が党が批判される筋はなくて、我が党は「政権は組まない」と言っているのですね。55年体制であれだけ延々と何十年も対立していた政党と(連立政権を組むことは)、「野合」を超えていますよ、政権を取るために手を結んで取ったわけです。私はその渦中にいたわけで、当時、僕は官僚で政務秘書官になったのですが、もう本当にびっくり仰天ですよ。水と油ですから。
 だから、申し上げたいことは、そういう、よく言えばしたたかで懐の深い自民党、悪く言えば融通無碍な自民党と戦うわけですから。ここは皆さん、我々を何だかんだ責める前に、そういう自民党と小選挙区で戦わなければいかんわけですから、そこははっきりと「政治理念と基本政策が一致しない政党とは政権を組みません」でいいのではないですか。自民党は、政治理念も基本政策も違う社会党とまで組んだ上で政権を取った。これを「立派だ」と言うのか、「野合だ」と言うのかは、皆さんのご自由だと思います。

【「FACTA」・宮嶋記者】
 本来、野党の真ん中にいる民進党だが、野党共闘ということになると、その露出度というと、もう一つの志位さんとか小池さんのほうが目立っているじゃないか。そういう意味で野党共闘の主導権を握れているのかということを、民進党の最大の支援団体の方などはおっしゃる。今回の補選も含めて、あるいは新潟の動きなども含めて、野党共闘について本当にこれを民進党は野党の真ん中でやっていくというお考えがあるのかどうか伺いたい。

【代表代行】
 これは野党連携するにせよ、しないにせよ、前提としてはもう少し民進党の存在感を政策面でしっかり出していくことだと思うのです。
 その点、蓮舫さん個人に対する期待感は高いと思うのです。各種世論調査でも60%近く「期待している」。しかし民進党の支持率は伸びない。ここが一番問題です。だから蓮舫さん個人に対する期待感を党勢拡大につなげていく、そのためには、政策の旗印をもっと歯切れよく、大胆に、やっていかなければだめです。
 私は安倍総理を見ていて、それは評価はいい・悪いありますが、局面、局面でそれなりにご判断・決断もされていると思います。であれば、野党第一党の党首を初め我々は、その安倍総理を上回る大胆さと歯切れのよさで、先ほど申し上げた「改革政党だ」と。我々は「既得権益や癒着の構造と闘う、国民とともに進む改革政党である」と綱領の冒頭に書いているわけですから、それを具体的な政策でどんどん打ち出していかないといけない。
 もう野党連携へったくれで、主導権握る・握らないみたいな話以前の問題として、まずそれがあった上で、先ほど申し上げましたような原理・原則はしっかり決めた上で、あとは応用動作の問題だと思います。ご指摘は真摯に受け止めなければいかんですよ、それは。
 私も半年代表代行をして、私にしてはお行儀よくやってきたのです。代表代行をまた受けたからには、そのお行儀よさはもう捨てようかなと思っています、本当に。

○日本維新の会提出法案の対応について

【時事通信・岸本記者】
 日本維新の会が今回参議院に提出した法案の中には、無駄遣いというか「身を切る改革」を含んでいる法案もある。民進党の立場としてはどう対処されていくか。

【代表代行】
 日本維新の会の得意文句を借りて言うと、「是々非々」ではないですか。内容によると。

【時事通信・岸本記者】
 「是々非々」というのは、賛成する可能性もあるということか。

【代表代行】
 内容によっては。  ただ問題は、国会上、法案がしっかり内容も含めて吟味・審査されることが大前提ですから。そこはやはり基本的には国会運営の中で決めていただく問題だと思います。
 しかし、そんな問題以前に、昨日の補正予算にも堂々と賛成討論するような、ひたすら与党化を進みつつある日本維新の会と我々が法案レベルでも共通するかというと、これはなかなか難しいですよ。だって、根幹が違うのですから。
 日本維新の会は、もう「是々非々」と格好つけるのをやめて、もう大阪のためにリニアを早く引っ張りたい、カジノ・万博も誘致したい、大阪都構想は法律改正も要る、全てにわたって時の政権与党と協力するしかない政策ばかりではないですか。ですから、あまり格好つけて「是々非々」なんて言わずに、もう「我々は安倍政権と協力していくんだ」と言えばいいと思いますよ。
 やはりそういう立ち位置をはっきりしてもらわないと、野党か与党かわからんような立ち位置で、我々も協力しろと言われたって、なかなか難しいです。