安住淳代表代行は7日、定例記者会見を国会内で開き、記者団の質問に答えた。

 農水省によるSBS米調査結果の発表について安住代表代行は、「衆院予算委員会の審議が終わった段階であの程度の調査結果を出すことに、誠実さを全く感じない。国産米への影響がないというが、根拠が分からない。今後、厳しく追及していく。消費者にとっても、農家にとっても関心のあることだ」と述べた。

 自民党議員の政治資金パーティーで白紙領収書が横行していたという点については、「本来、金額を証明するのが領収書だ。(領収書が)同じ筆跡で何百枚というのはやはり不自然ではないか。不備があるなら、法改正を含めて検討したらいい」と考えを示した。

 国会運営とTPP審議については、「内閣改造があり、各常任委員会で大臣の所信を聴き、質疑をするのが国会のルールだ。TPPは重要なのでいずれ審議入りするが、所管大臣も変わっている。国会のルールを全部飛ばしてTPPを審議するわけにないかない。しっかり常任委員会での質疑を行った後で特別委員会が動くというのが慣例であり、それに従ってやればいい」「国民に分かるように政府は情報を出す責任がある。ちゃんと情報公開をして、日本の国益にとってどうなのかという議論をすべきだ」と述べた。