山井和則国会対策委員長は28日、国会内で記者会見を開いた。冒頭、三笠宮親王が逝去されたことに哀悼の意を表した。

 TPPの審議について山井国対委員長は、まだ機が熟していないので強行採決は常識的にないと考えを示したうえで、「衆院TPP特委の筆頭理事間で合意文書があり、中央公聴会の開催が明記されている。今朝の理事会では具体的に11月1日に開いてほしいという要求をした。さらなる充実した審議に加えて中央公聴会は今後必要になってくる。そういうのを抜きには機が熟したとは言えない」と与党側に合意通り中央公聴会の開催をするように求めたことを説明した。

 年金カット法案にどのような姿勢で臨むのかという記者からの質問には、「審議入りする以上は誠実に、今後賃金が下がって年金カット法案が発動した場合に年金がどうなるかを問う試算を出していただかないと審議のしようがないのではと思っている」と述べた。