民進、共産、自由、社民の4野党は17日夕、「市民連合」との意見交換会を国会内で開いた。

 野田佳彦幹事長はあいさつで、「今日こういう形で会合を開くことになったのは、先週4党の幹事長・書記局長会談が開かれ、その時に『市民連合』との協議を早期に開催することが合意されたことによる。安倍政権と厳しく対峙(たいじ)していくためには、野党間の連携も必要だが市民との連携がなお必要だ。今日はあらためてのキックオフ会議となるが、継続的にこういう意見交換の場を作っていきたい」と述べた。

「市民連合」との意見交換会

 終了後、福山哲郎幹事長代理が記者団の取材に応じ、意見交換会の中で「今回の4野党と『市民連合』との意見交換会が再開したことを歓迎する」「参院選で生まれたそれぞれの地域の運動をいかに持続するか」「新しい政策のイノベーション作り」「安倍政権に対するオルタナティブ(選択肢)を提示することが重要」「立憲主義を守るという観点で、この4党には共通の土台がある。そのことを国民に知らしめるべき」「分断社会、格差社会、女性の課題、若者の課題など、生活に根差した課題についても議論していくべき」などの意見が出されたと説明した。

 福山幹事長代理はまた、「この意見交換会は月に1回のペースで開催していくこと、先に述べた生活に根ざした政策課題については、どのような形で市民と4野党が政策を練り上げていくのか、お互い工夫して知恵を出していくことを確認した」と述べた。