民進、共産、自由、社民の野党4党の幹事長・書記局長は26日午後、国会内で会談。次期衆院選挙でのできる限りの協力に向けて、政策実務者、選挙実務者による協議をそれぞれ加速させるとの方針で一致した。

 野田佳彦幹事長は会談後記者団に対して、「来年早々の衆院解散総選挙は十分にあり得るという前提に立ち準備していこう」という問題意識を共有したうえで、4党のできる限りの協力に向けた具体的な準備として、(1)市民連合との間で協議を進めてきた一致できる政策、目指すべき政策について、政策実務者による協議を加速化(2)政党間での選挙区調整について選挙実務者による協議を加速化――していくことを確認したと報告。来年1月7日に開催予定の市民連合主催の街頭演説会の成功に向けて協力することでも一致したと述べた。

 野田幹事長はまた、共産党が従来からの「ともに政権をつくることを協議の前提条件にはしない」とする立場に加え「相互推薦・相互協力」についても少し柔軟になったとの見方を示し、それぞれ選挙区事情がいろいろある中で「できる限りの協力をする」という趣旨で知恵を出していこうということになったと述べた。

野党幹事長・書記局長会談