野田佳彦幹事長記者会見

2017年1月23日(月)16時30分~16時58分
編集・発行/民進党役員室(項目ごとに編集しました)

★会見の模様を以下のURLで配信しています。
https://www.youtube.com/watch?v=2hcAjJcUl_o


■冒頭発言 ■質疑

■冒頭発言

○衆院代表質問 文科省の天下りあっせん問題について

【幹事長】
 衆議院の代表質問がございました。大串博志政調会長が文科省の天下りの問題を取り上げておりました。
 報道によると、文科省は3月ぐらいまでに実態解明をしていく、全体的な解明をするということがありましたが、その調査もしっかりと早くやってもらわなければいけないし、加えて、先週の段階で総理は行革担当大臣に、全省庁に対してもそういう解明の指示をしたという報道もありましたが、文科省のみならず、全ての霞が関を対象に総点検をして、その結果を早急に明らかにしてもらわなければいけないと思います。
 本会議が終わって、予算委員会に入っていきますが、少なくとも本予算の審議をしている委員会の間には、ちゃんと実態を踏まえて、改善策をどうしたらいいかということも含めて議論を行うべきだと思いますので、全容解明、これは当然やらなければいけませんが、早期に調査結果を出してほしいということを強く要望したいと思います。

○衆院代表質問 国際組織犯罪防止条約・「共謀罪」について

【幹事長】
 それから、これも大串さんの「テロ等準備罪」、「共謀罪」についての質問に対する総理のお答えが、国際組織犯罪防止条約が締結できないと東京オリンピックにも支障があるような発言をされていましたが、それほど重要な条約を日本が締結できていなくて、何で東京にオリンピックを招致できたのか。そこまで言う話なのか。
 オリンピックは成功させなければなりません。テロも防がなければなりませんが、国際組織犯罪防止条約と「共謀罪」等を含む国内法の整備との関連が、そもそも今わからなくなってきています。例えば、今までは対象の犯罪が600以上あった。絞っていたら条約に入れないと言っていたのに、今度は絞り込みをしようとしている、公明党のご意見もあるかもしれませんが。条約に入れるのかどうか、その条約締結の要件として本当に「共謀罪」が入っているのか、新規に「共謀罪」を国内法で整備して条約締結した国があるのかなど、その関連性が明らかでないので、この議論はよく精査していかなければいけない。何か大上段に、誰もが賛成しそうな目的を、「オリンピックの成功」とか「テロの防止」とか、それは誰も反対しませんが、本当にこの議論が直結しているのかどうかということはよく吟味しなければいけないなと、あらためて強く感じました。


■質疑

○代表質問での安倍総理の答弁姿勢について

【NHK・山枡記者】
 代表質問に対する総理の答弁に関して、野田幹事長ご自身の質問に対する回答に関しての評価をお聞きしたい。

【幹事長】
 私への回答だけでなく、これまでもそうでしたし、今日の大串さんへの回答も含めてでもありますが、例えば補正予算、なぜ1.7兆円も赤字国債を発行せざるを得なくなったのかということと、そのことを踏まえて来年度予算についての立て方を率直に聞いているつもりなのに、税収が民主党政権に比べてこんなに増えたとか、関係ない自画自賛を言っていました。
 関係ない自画自賛にはいつでも反論できるのですが。それは麻生政権に比べれば税収は上がっていますよ。そんなことを何回も言って、本当に今直面している問題に危機感を持って答えようとしていないということが一貫してありました。極めて残念なことだと思います。

【朝日新聞・松井記者】
 今日の代表質問に対する安倍総理の答弁の中で、言葉だけではだめだという趣旨の、先日の施政方針演説と同種の発言をまた繰り返しおっしゃっていた。
 それに加えて二階幹事長が、やじを飛ばした議員に対して「黙って聞け」とおっしゃったり、やじ封じのような発言を繰り返していらっしゃった。そうした安倍総理の答弁、二階幹事長の質問について、どのように受け止められたか伺いたい。

【幹事長】
 「結果を出しているでしょう」と言いたいのでしょうね。安倍さんはいつも言うのですが。でも、見通しを誤って税収不足になった結果について質問しているのです。だから「結果」が出ていないところがいっぱいある。都合のいいことは「結果を見て」と言うのだけれども、「結果」が出ていないことを聞くと論点をずらす。本当に誠意ある答弁ではないなと思います。
 二階さんは途中で随分反論していましたが、私もいっぱいやじをもらっていました。いや、反論したくなる衝動はあるのですよ。「民進党はプラカードを持って」とか、前列でいっぱいいろいろ言ってくるんです。プラカードを持って何かやったのは、自民党だって今までいっぱいやっているわけですよ。
 なんていうことを一々反論していたら切りがないので、ある事ない事、やじで飛んでくることはありますが、やはり感情的にならないでいかなければいけないなと。寛容性というのは常に持っていなければいけないなということを、自分は自戒しながらやっていきたいと思います。他の人のことをどうこうということは言いません。

○トランプ新大統領の就任について

【日本経済新聞・根本記者】
 代表質問の特にトランプさんの外交の部分で、安倍総理の答えの受け止めについて。とりわけTPPについてトランプ氏を翻意できる根拠を示せと迫ったのに対して、「腰を据えて理解を求めていきたい」というような回答だったが、感想をお聞きしたい。

【幹事長】
 いわゆる世の中の受けというのは、例えば今日のマーケットの反応が、為替は円高に触れて、株式市場は株安に触れた。この間の大統領就任式前後の動きを見て、やはり警戒感が漂っています。それに対して安倍総理の答弁は、悲観も楽観も過ぎてはいけないと思いますが、ちょっとあまり警戒感というものがない全体的な答弁だったような気がしました。

【フリーランス・上出記者】
 トランプさん、いろいろなことを言っていたが、今後の日米外交、トランプべったりになってしまったら大変なことになるので、その辺、幹事長としては今後の日米のあり方、特にトランプ氏への評価について、今の段階で言えることを伺いたい。

【幹事長】
 トランプ新大統領とのおつき合いの仕方ですが、代表質問で言いましたが、基本的な価値というものに現時点であまり関心を示されていませんが、それが本当は同盟国にとっては大事なものでありますし、国際社会もそういうルールに基づいて対応する。国益はそれぞれの国にありますが、「国益」ばかり言っていたら「地球益」が壊れる、世界の経済が破綻したらアメリカも困る。そういう理性的な話を随時やっていくし、日本にとって不利な、誤解がある発言だったら、今日はツイッターがどうのとか記者会見のことまで言ってしまいましたが、何か言われたらきちっと理性的な反論をするということを、最初、冒頭は意識的に心がけていかなければいけないのではないのか。
 次々といろいろな方針を(ツイッターで)つぶやきながら出されるかもしれないので、それで何か既成事実になってはいけないと思いますから、反論すべきところはちゃんとものを言っていく。タイミングを失しないということが大事だと思います。

【日本テレビ・原記者】
 先ほどの代表質問の中で、トランプ大統領のツイッター利用について幹事長が質問され、総理の返答が、若干トランプ大統領のツイッター利用に理解を示すような内容だったと思う。そのことについてどうお感じになられたか。

【幹事長】
 個人としてツイッターを使う政治家はたくさんいますし、「今日こんなご飯食べました」とか「おいしかった」とか私的なことが流れて、それを有権者に知ってもらう、国民に知ってもらうということをやっている人はいますよね。だけど重要な事項が多いではないですか、これまでのトランプさんの発信は。
 トヨタ、私企業が逆に批判されるという、そういう手段で使うことがいいのかどうか。(総理の答弁は)あんな簡単な回答では本当はないはずです。それによって国益が損なわれたり、企業が大きな損害を理不尽に受けるようなことがあってはいけないと私は思いますので、ツイッターを使うのはもちろん自由ですが、使い方というものがあるではないですか。メッセージの出し方。それに対する深い洞察を踏まえた答えではなかったと思います。

○国際組織犯罪防止条約・「共謀罪」について

【フリーランス・上出記者】
 冒頭発言で「共謀罪」のことをおっしゃった。一部メディアによると、実際にきちんと条約に入れるような要件を満たしているところはノルウェーなど2ヵ国しかないと。東京五輪、大変だというのは口実にすぎないという見方がある。この「共謀罪」はやはり多くの国民が心配していて、メディアも一部を除いては相当心配しているが、民進党としてはどの程度本気でこれをやっていくのかお聞きしたい。

【幹事長】
 条約と国内法の整備、「共謀罪」との関連性。先ほど冒頭でも言いましたが、これ本当にどうなっているのか、ですね。実態をちゃんと押さえなければ、きちんとした議論ができないだろうと思います。
 何か大上段に大きな目的、誰も反対しないことを言われて、「だから必要だ」という話なのでしょうけれども、本当に今の国内法の体系ではこの国際組織犯罪防止条約を締結できないのか、ここはよく詰めなければいけないのではないでしょうか。
 ということと、東京オリンピックを含めて、その対応としてのテロ対策をやる上で、「こういう動きが起こったら日本の法体系では対応できない」ということを、逆に政府は具体的に挙げていかなければいけないのではないでしょうか。
 その辺はしっかりと、真剣な議論をやっていきたいと思います。

【東京新聞・我那覇記者】
 「共謀罪」の関係で、ノルウェーとブルガリアの話があったが、民進党の国対ヒアリングの中では出てこないということで、本当に国内法を整備したのはゼロではないかという批判をされていたと思うが、今日あらためて総理が言及された。その点についてどう思われるか。

【幹事長】
 そうなんです、不思議なんですよ。
 第1次安倍政権の時でしたか、総理は答弁で、「共謀罪」のようなものを含んだ法律をつくって条約締結した事例としてノルウェーとブルガリアを明確に挙げていたと思います。
 今回の事前の説明では、具体的国名を挙げろと言っても、出てこない。ブルガリアについてもノルウェーについても明言しない、ということでした。
 これが不可思議ですから、そういうものも含めて、いろいろな意味で「本当かよ」という感じがありますので、調べていかなければいけないと思います。

【「FACTA」・宮嶋記者】
 「共謀罪」については、共産党は「治安維持法の再来」というような独自のスタンスだが、これは民進党とは全く違うスタンスという理解でよろしいか。

【幹事長】
 「共謀罪」を「治安維持法」と表現している共産党さんと考えが近いかどうかと言われても、わかりません。どういう意味で表現されているのかを含めて、他党の表現の仕方を我々と近いかどうかと判断するのは、これはなかなか難しい話であります。
 民進党結党の理念に「自由」「共生」「未来への責任」を掲げています。その「自由」に関わるところなのですね。「組織的な犯罪集団」、これは結局、当局が勝手に判断していくことになるならば、さまざまな国民生活に制約が生まれ、窒息するような思いが充満してくるような、「自由」ではない国になりかねません。そうあってはいけないと思うということは我々の基本的な立場であります。
 これは先ほど来ずっと議論が出ておりますが、だからこそ条約と国内法との関連であるとか、本当に東京オリンピック、そんなことでないとできないのかとか、よく検証していきたいと思います。

○天皇陛下の退位をめぐる議論について

【朝日新聞・松井記者】
 代表質問の、皇位継承の部分について伺いたい。野田幹事長からこの件について質問され、安倍総理がるる、例えば「ちゃんと意思疎通を図っている」とか答弁されていたが、この皇位継承問題についての安倍総理の答弁をどのように受け止めたか。

【幹事長】
 (代表質問では)これからの法整備の具体的な中身について触れているわけではありませんので、これまでの運びの問題などでした。
 今日の答弁でどうの、とは言いませんが、少なくとも皇室・宮内庁と緊密な連携がとれていれば、報道機関が「元日に改元」だとか「(元日に)新天皇即位」とか報道するわけがないですよね。じゃあ、あれはガセネタだったということなのですか。そんなわけないでしょう。政府筋から流しているからではないですか。それを一方の、政府の一つの機関である宮内庁は否定しているわけですから。あの現象を見る限りにおいては、コミュニケーションがとれていないのではないでしょうか。「とれていない」とは総理は言いにくいでしょうけれども、でもどう見たって一部の政府の先走り感があることは、疑問は拭えないと私は思いますが。
 ただ、夕刊を見ましたが、「因縁の論戦」とか、あまりあおらないでください。そういう私的なことではやっていませんので、お願いいたします。

【朝日新聞・松井記者】
 代表質問での野田幹事長の質問の中で、皇位継承の問題について、「特例法が違憲、と必ずしも断言するわけではない」という発言をされていたが、これについての背景というか、根本的な考え方をもう一度お聞きしたい。

【幹事長】
 (違憲と)断ずるわけには現時点ではいきませんが、ただ、憲法学者も含めて違憲の疑いがあるということはおっしゃっている方もいらっしゃる。今日の代表質問で触れましたが、なるべくそういう「違憲の疑い」などという意見が出ないような、すっきりした形で、天皇陛下の即位や退位、あるいは国事行為は行われるべきだということが基本的な認識です。

【時事通信・岸本記者】
 今日、天皇陛下の退位に関して有識者会議が論点整理を出すということで、民進党の立ち位置と、1代限りの特例法に傾く結果が出ると言われているが、この点に関してのコメントをいただきたい。

【幹事長】
 立ち位置はもう何度も言ったし、先ほどの代表質問でも言ったでしょう。それは割愛させてください、もうご理解いただいているという前提で。
 公表される有識者会議の論点整理は、これは出た後に、皇位検討委員会の馬淵澄夫事務局長がコメントをさせていただきますが、どういうものであるかは私もよく拝見したいと思います。
 拝見したいと思いますが、特に関心があるのは、典範改正は要件づくりが難しいと。要は、退位を恒久的に認めるのは要件が難しいということを、比較的早い段階で言っていますよね。その要件の議論をちゃんとどこまでやっているのかどうか。私にとっての一番の関心事はそこです。特例法は簡単ですよ、典範改正は要件が難しいですねと。その「要件」の議論をするのが、本当はあの会議の一番の主たる役割ではなかったのかと思います。
 そこがどこまでされているかをよく点検したいと思いますし、昨日の「日曜討論」でも言いましたが、じゃあ「特例法」ってどういうイメージを皆さん持っているのか、あの会議の皆さんに聞きたいです。どんな特別事情を個別法として書くのか。そんな書きぶり、法文はあるのか。普通は法律というのは一般化するもので、特定の1人のために書くものではない。特定の1人のための事情を何か書いた法律というイメージは、私はそもそも湧きませんので、そういう議論もちゃんとしているのかどうか。たぶん特別法に優位になるような報告が出てくると思うのですが、その書きぶりをちゃんとイメージして言っているのか。そういうこともよく見たいなと思います。まだ見ていないので、コメントできません。

○共産党大会でのあいさつについて

【「FACTA」・宮嶋記者】
 共産党大会に安住さんが出られてああいうあいさつをして、その受け止めというのは結局どういうことになっているのか。この間、安住さんから話を聞く(執行役員会で報告を受ける)とおっしゃっていたが。

【幹事長】
 安住さんの演説は、私、その場にいたわけではないのですが、この間、共産党の幹部の皆さんが私どもの部屋を訪ねてこられた時には、皆さん礼賛されておりました。ということで、その場に合ったいい演説ができたのかなとは思います。

○東京都議会議員選挙について

【読売新聞・藤原記者】
 小池都知事と関係の深い政治団体の「都民ファーストの会」という団体が、都議選の候補者を4人擁立すると発表し、これから地域政党として活動していくようだが、民進党と小池さん側の間では水面下も含めてある程度話があるのかもしれないが、民進党としては都議選に向けて小池知事側とどういう関係を目指して、具体的に選挙区の調整などに関して今時点での考え方があればお聞きしたい。

【幹事長】
 選挙協力云々という連携の話はノーコメントにしたいと思いますが、当然小池さんは「都民ファースト」で自分の応援団をつくっていきたいという思いはわかります。でも我々は既に、民進党の公認候補を三十数人擁立していますから、「民進党ファースト」で頑張っていきたいと思います。

○沖縄県宮古島市長選挙の結果・東京都千代田区長選挙について

【フリーランス・堀田記者】
 久々に民進党が推薦した市長選挙が宮古島で行われ、負けた。その感想をお願いしたい。
 それから、下世話な話だが、千代田区長選が行われる。民進はどうなるかわからないが、昨日、石川現職の決起大会に民進系の区議が3人出た。告示日までまだあるが、民進党としては誰かを擁立する気でいるのか伺いたい。

【幹事長】
 まず宮古島のほうは、票差が300票でした。沖縄県連推薦でありましたが、9000票で当選というところに、300ぐらいの差で負けた。惜しかった、残念だったというのが第一印象の数字でありました。
 それから千代田区長選挙は、誰かを擁立する話というのは、私は今、都連からも総支部からも上がってきているという報告は受けていません。現時点では自主投票の範囲なのではないかと思います。

○原発事故避難者へのいじめ「認定は困難」横浜市教育委員会の判断について

【フリーランス・安積記者】
 神奈川県横浜市の教育委員会で先日、福島の原発のところから避難してきた子ども、当時小学生だが、同級生から150万円ほど取られていたことについて、これはいじめでないというような、いじめであるという理由が見つからなかったと。小学生が150万円同級生に取られていたというのは異常な状態だと思うが、これをいじめでないと判断したのをどういうふうにお感じになっているか。たぶんいじめの問題は、これだけに限らず全国いろいろなところに大小いろいろな形態としてあると、お金を取られる例は結構あると思うが、この金額についてどうお考えになるか。

【幹事長】
 被災された皆さんが、私の千葉のほうにも住まわれていらっしゃいますが、こういう形でいじめに遭って心の傷を負うということはあってはならないことだと思いますので、教育委員会等、責任ある人達がきちっと指導していかなければいけないと思います。
 いじめという場合は、基本的にはやはり受けた側が傷ついたのかどうか、どう受け止めたのかが第一義的だと思います。その意味では、この生徒さんは、150万もお金を取られたことは大変大きく心が傷つく要因としてメッセージを出されています。そこはよく教育委員会も受け止めなければいけないのではないでしょうか。一般的にも、150万円というのは子どもは持っていないですよ。その金額を用意するほど追い詰められたということの重みというものをもっと汲み取らなければいけないのではないかなと思います。

○大相撲初場所・稀勢の里の優勝について

【日本経済新聞・根本記者】
 柔らかい話で恐縮だが、大相撲初場所で稀勢の里関が優勝し、19年ぶりとなる日本出身の横綱誕生が確実になった。感銘を受けた部分など何かご感想があれば伺いたい。

【幹事長】
 録画で見たのです、昨日。千秋楽の結びの一番。感じたのは、土俵際まで追い詰められて、大横綱の白鵬が全力で押し出そうとしているところを懸命に、徳俵に足がかかった状況の中で耐えしのいでからの逆転勝ちでしょう。あらためて思ったのは、相撲というのは腕力ではなくて足腰だなと。足腰の強さというのが大事だ。政治家もそうでなくてはいけないなと。
 もう一つは、稀勢の里、苦労されてきて、5回、横綱挑戦がだめだった。6回目で、今回は、正式には理事会で決まるのでしょうけれども、可能性は高まりましたよね。我々も諦めずに、挑戦者として、しっかり四股を踏みながら底力をつけて、いつか自民党を投げ倒す、押し出すという時をやはりつくらなければいけないなと思いました。