民進党は１日、衆院の国対役員・筆頭理事合同会議を国会内で開いた。

　山井和則国会対策委員長は冒頭のあいさつで、昨年の臨時国会でＴＰＰ、年金カット法案、カジノ解禁法案の強行採決について大島理森衆院議長が強い懸念を示したことに触れ、「この国会では臨時国会のように強行採決、審議不十分のまま採決することは決して私たちとしては許さず、国民の負託にかなう丁寧な十分な審議を各委員会で行ってほしい」と政府、与党の強硬な姿勢に強く抵抗する姿勢を強調した。

　続けて山井国対委員長は、「同時に安倍政権との対立軸を明確に示して、わが党の目指す姿、政策、対案を必要に応じてしっかりと提示していく。追及と提案をしっかり織り交ぜて国会審議に臨んでいきたい」と今国会での党の姿勢を出席者に語った。