参院予算委員会で２７日に行われた２０１７年度政府予算についての基本的質疑で、藤末健三議員は文部省の天下り問題と予算の関係について質問した。

　藤末議員は、今回問題となったＯＢの求職活動行為とＯＢがあっせんする行為に罰則規定がないことについて松野博一文科大臣にただした。

　松野文科大臣は、「現在の法律に違反をして調査をしているところ。違反に関する調査を徹底する。再発防止に努めたい」と述べた。

　山本幸三行政改革担当大臣は「国家公務員法上の懲戒処分は、国家公務員の秩序を守るという観点から行われている処分。国家公務員の身分を失うと対象にならない」と延べ、「全省庁徹底的な調査をやっているので、どういうことが実効性が上がるかについて、その結果をみて考えたい」と述べるにとどまった。

　藤末議員の質疑は明日、引き続き行われる予定。