民進党は5日、衆院の国対役員・筆頭理事合同会議を国会内で開いた。

 山井国会対策委員長は冒頭のあいさつで、「後半国会に入り非常に波が高くなってきた」と述べ、与党が6日の本会議で共謀罪法案(組織犯罪処罰法改正案)を強行に審議入りする姿勢であることに触れた。山井国対委員長は、「女性の方々、特に被害者団体からも切実な声が届いている性犯罪を防止する法案こそが優先順位が高いと強く主張している」と語った。

 今村復興担当大臣が4日の記者会見で質問した記者に激高した件について、山井国対委員長は、「『二度と来るな』そのような問題発言のみではなく、福島に帰れない自主避難者の方々に対して、『自己責任だ』という暴言を吐いた」と触れ、「福島に寄り添っていくと言っていたのはどの政権だったのか。あまりにも冷たすぎる。強く強く抗議をしたい」と今後厳しく追及していく考えを示した。