東日本大震災復旧・復興推進本部(岡田克也本部長)、東京電力福島第1原子力発電所事故対策・福島復興推進本部(細野豪志本部長)、「次の内閣」復興部門(金子恵美ネクスト復興大臣)は20日、福島県浪江町を訪れ、浪江町長と意見交換を行った後、浪江町内の復興状況等を視察した(写真上は、大平山霊園で浪江町長から説明を受ける細野本部長ら)。

 まず、浪江町役場を訪れ、先月4月29日に発生し、今月6日に鎮火した森林火災について、馬場有浪江町長と意見交換を行った。また、浪江町の復興状況等についても説明を受け、町営大平山霊園に移動してまちづくり計画を視察した。その後、浪江町の再生に向けて、県内外の大学生を募って実施した田植え等も視察した。

田植えのイベントで挨拶する細野本部長

田植えのイベントであいさつする細野本部長

 視察後、細野本部長は、浪江町役場内の「まち・なみ・まるしぇ」で記者団の取材に応じ、森林火災等について馬場町長と意見交換したことについて触れ、「これからもあり得る話であり、他県も含めて消防間の連携や、帰還困難区域で起こった場合の備えをさらに充実させなければならない」と述べた。また、風評被害対策については、「常にモニタリングができる体制をつくっておくことが風評被害を払拭することにつながる」と述べ、復興推進本部として今後検討していくとした。

 今回の視察には、細野本部長のほか、金子事務局長、小熊慎司副事務局長が参加。福島県連からは亀岡義尚幹事長、高野光二政調副会長、水野さちこ組織委員会副会長、橋本徹広報委員長、佐藤実事務局長、浪江町議らが出席した。

 次回の復興推進本部の福島入りは6月2日を予定している。

漁港で説明を受ける細野本部長ら

漁港で説明を受ける細野本部長ら