山尾志桜里国民運動局長と前原誠司衆院議員は9日、7月に実施される東京都議会議員選挙の公認候補予定者である宮瀬英治(みやせ・えいじ)都議会議員とともに東京・板橋区内にある板橋区立文化会館で講演を行った。

 先に登壇した前原議員は、小池都知事について、「東京オリンピックという日本を挙げてやらなければいけないものを成功させなければいけない知事として、オリンピックそれに対する負担(がある)。こういうときに本当に全面的に(政権と)けんかができるかどうかは、シビアに見られた方が良い」「小池さんだって自民党籍を抜いたのはつい最近。戦略的に良い立場におられただけ。本当に権力をチェックするか分からない。本当に都民の立場に立って、小池さんがおかしなことをやったときにおかしいと言える政党があるか。われわれしかないじゃないですか」などと政府・与党をチェックできるのは民進党だということを訴えた。

 続いて登壇した山尾議員は、会場に配られている宮瀬都議のビラの内容を取り上げ、「一番シンパシーを感じたのは徹夜で議会の質問書を作っているということ。『自分で調べて、自分の言葉で質問しないと問題点は追及できない』本当にそう。役所に質問を書いてもらう議員はたくさんいる。国政でもいるし都政でもいるでしょう。でも、自分で調べて自分の言葉で組み立てた質問はそれとはまったく違う力がある。そういう力を持っている人に都政で活躍してほしいなと心から思う」などと紹介した。

 最後に登壇した宮瀬都議は、「自慢じゃないが、今の都議会127人のうち民間企業でしつけられ、だれよりも働いてきたつもり。127人の都議会議員のうち、本会議の登壇質問提言数は、この板橋区選出の宮瀬英治が第1位」と自身の都議会での実績をアピール。自身が他の議員よりも多く活動実績をあげる理由として、「議員の本分は政局よりも、自分の選挙よりも、区民、都民そして政策だから。その中で自分の仕事をしっかりと、道路を直す、信号機を設置する、政策を立案する、きっと私のことを皆さん知らないかもしれないが、その結果が残っていくのが私の誇りだ」などと住民のための政策を何よりも重視する姿勢を示した。

 他に前田順一郎東京都第11区総支部長らも講演を行った。