自民・民進両党の国会対策委員長が15日午後、国会内で会談した。

 会談後に記者団の取材に応じた山井和則国対委員長は、全省庁の天下り調査結果と文部科学省の加計学園問題の再調査の結果が発表されたのを受け、衆院で明日、予算委員会の集中審議を開催するよう求めたと明かした。

 自民党の竹下亘国対委員長からは、明日の参院予算委員会で開催される集中審議の審議を見て判断したいとの話があったと述べた。

 その上で、竹下国対委員長に対し、4月上旬の自民・民進国対委員長会談の場で、全省庁の天下り調査結果が出た時点で予算委員会を開く約束をしたことをあらためて確認。さらに文科省の加計学園資料の存在が発覚してから1カ月が経ち、共謀罪の成立や会期末まで自民党は隠ぺいし続けていたと会談で指摘し、衆院でも集中審議を開催するよう強く求めたと述べた。

会談に臨む山井国対委員長ら

会談に臨む山井国対委員長ら